9月9日(日本時間10日未明)、Appleの秋の発表イベント「Surprise and shine.」があった。ティム・クックからCEOを引き継いだジョン・ターナス氏、初のお披露目イベントでもある。
「無印のiPhone 18は、多分出ないだろうな」
そう思って見てたら、案の定だった。無印の「iPhone 18」は発表されず、2027年春に見送りとのこと。予想通りではあったけど、いざ確定すると「やっぱりか」という感じ。
なぜ無印だけ出なかったのか
調べてみたら、理由は2つありそうだった。
1つは、Appleが「秋にハイエンド、春に普及モデル」という2段構えの発売サイクルに切り替えつつあること。無印だけ半年ずらして、ハイエンドと販売時期を分散させる狙いだろう。
もう1つは、17はおろか、Apple Intelligenceが動くiPhone 16の時点で、すでに不満の出にくい性能水準に達してたという事情だ。実際、ベンチマークを見ても頷ける。iPhone 16→17のCPU性能は、シングルコアで+2%、マルチコアで+5%程度とほぼ頭打ち。伸びてるのはGPUの方で、3割以上のアップ。日常使い(SNS・ブラウジング・写真)はGPUよりCPU・NPU律速の場面が多いので、「16からあまり進化してない」と感じるのは、体感として的外れじゃない。
「そりゃ完成された機種を無理に置き換えなくてもいいよな」
いい意味で、Appleが焦ってない証拠なのかもしれない。
折りたたみ「iPhone Duo」、価格は36万円台
今回の本命は、Apple初の折りたたみ「iPhone Duo」だった。7.6インチの横開きタイプ。日本価格は256GBで364,800円から、1TBだと469,800円、2TBだと574,800円まで上がる。
「……36万か。想像はしてたけど、実際に数字で見るとやっぱり高いな」
「iPhone 18 Pro」「Pro Max」も同時発表されて、こちらは219,800円〜と、まだ現実的な範囲。発売は9月18日。Duoの方は予約が10月16日、発売が10月23日と少し後ろにずれてる。
Duoの何がすごいのか
値段だけ見ると身構えるけど、中身を見ると確かに力が入ってる。
- ヒンジは100以上の精密部品で構成、カーボンファイバー製のサポートプレートで画面中央を支え、開いた時の平坦さを実現
- 折り目(クリース)は、ディスプレイの積層構造とポリマー製のナノテクスチャー仕上げで目立ちにくく加工
- インナーディスプレイのカメラは、有機ELの裏に隠す「UDC(アンダーディスプレイカメラ)」方式で、穴が見えない
- フレームはグレード5チタン、前面はCeramic Shield 2、しかも折りたたみとしては珍しくIP68の防塵防水に対応
「折りたたみで防水って、地味にすごい話だぞこれ」
他社の折りたたみスマホはヒンジ部の防水が弱点になりがちなので、ここをきっちり抑えてきたのは素直に評価したい。
一方で気になる点もある。カメラは48MPメイン+48MP超広角のデュアル構成で、望遠レンズは無し(センサークロップでの「光学品質2倍ズーム」まで)。Pro系じゃなく無印iPhone 17と同等の構成に留まってる。
「広げた状態でメインカメラ撮る時、これ持ちにくくないか……?」
畳んだ状態(普通のスマホの形)ならまだしも、開いてタブレットみたいに大きくなった状態でリアカメラを構えるのは、素直に考えて持ちづらそうだ。畳んだままサッと撮るのと、広げて撮るのとで、使い勝手にどのくらい差が出るのか気になる。ここは実機レビュー待ち。
大きくなった画面で、何ができるようになるのか
正直、値段よりも気になってるのはそっちだ。7.6インチまで画面が広がって、開けばiPad miniに近いサイズ感になる。折りたたみならではの体験、実際どう変わるんだろう。
動画を大画面で見るとか、資料を見開きで表示するとか、想像はできる。でも「実際に触った人の感想」を読むまでは、正直ピンと来てない部分がある。
今後どうなりそうか
折りたたみもiPhone Duoが初代として世に出た以上、今後は毎年アップデートされていくシリーズになっていくはず。無印iPhoneの立ち位置も、これまでの「毎年みんなが買う主力機」から「型落ちにならない、じっくり熟成させる普及モデル」に変わっていくのかもしれない。
iPad mini 6 + iPhone 17 Proユーザーの結論: ステイ
うちは今、iPad mini 6とiPhone 17 Proの二台持ちで運用してる。大画面が欲しい時はiPad mini、普段使いはiPhone、という役割分担が既にできてる。
「わざわざ36万払って一台にまとめる理由が、今のところ無いな」
そもそもiPhone 17 Proは去年178,000円で買ってて、今回のiPhone 18 Proが219,800円〜スタートなのを見ると、去年のうちに買っておいて良かったと素直に思う。しかも12GBメモリ積んでるから、あと2年は戦えるはずだ。
折りたたみの体験自体には興味があるけど、今の二台持ち環境を置き換えるほどの決め手にはなってない。というわけで、今回はステイ。実機レビューが出揃ってから、また考えることにする。