Synology ds416のHDDを4TB×4から6TB×4に増量してみる

以前購入したNAS(Synology ds416)の残り容量が減ってきたので、HDDを大容量のモノに交換した。
4TBを4台RAID5のSHRでほぼドノーマル状態で使っていて、使い勝手や速度は全く問題なかったんですが、4TB×4台のRAID5は総容量容量が11.8TBで、残りの容量が3TBを切り始めました。
ds416は2017年の7月に買って、約12TBあった容量が1年足らずで不足してきたので、このまま行くとデータの保存場所をさらに確保しないと思いやられるなーと感じていました。

HDD容量増量の対処法の候補

1ボリュームが大きなRAIDの便利さに気づいてしまったので、RAID5を前提にして考えます。
作戦1
新しくRAIDのケースを買って外付けにする
作戦2
NASのHDDを大容量のモノに変更する
この2つが選択肢。
今回は作戦2で進めます。
作戦1だと新しくRAIDケースを買うと、空っぽのHDDを4台用意しないといけないことと、NASに外付けHDDを接続すると内蔵HDDの共有フォルダを移動できないみたいで、内蔵HDDと同じ使い勝手が実現できないみたいです。
また今回は大容量化が目的なので、4TB以上のHDD(6TBか8TBのHDDが現実的)を4台確保しないといけません。
6TBのREDの新品は1台2万3千円前後なので、4台買ったら破産しちゃう。
さらにRAIDのケース代もかかるので、NASのHDDを交換するのが現実的ということになりました。
4TB×4のRAID5から6TB×4にすれば6TBの容量増、合計で18TBの容量を確保することができます。
実は6TBのREDが4台 家にあるのですがバラバラに使っていて、さらに使ってない6TBのPurpleと4TBのグリーンが出てきたので、この2台を使ってREDのデータの引っ越しを繰り返しながら、ds416のHDDを順番に交換していこうと思います。
交換方法はsynologyの公式マニュアルにありました。RAID5のところを参照。


ds416には4本のHDDが入っていますが、RAID5で構成しているので1本のHDDの故障には耐えられる=つまり1本ずつ交換することができます。つまりHDD1本をずつリビルドしながら、4本交換する作戦です。
6TBのREDを1台交換することで、同時に4TBのHDDが1本浮くので、この4TBと活用してデータの引っ越しをしながら自転車操業的に交換して行くことにしました。

NASがデータのリビルドに失敗しなければHDDの増量交換は簡単

恐る恐るNASから4TBのHDDを1つ外すと、ボリュームが劣化状態になり、ブザーが鳴ります。
4TBのHDDを外して6TBのHDDと交換、装着するとNASの管理画面に「リビルド」(=RAIDの修復)の表示がでるので、修復ボタンを押して完了するまで待てば、1本交換成功です。
これを4回繰り返します。
RAIDのリビルド=修復にはなんと12時間くらいかかるようで、とりあえず朝まで待ちます。
これを繰り返しながら、サボりサボり1週間かけて交換しました。
特に3台目のHDDの交換はリビルドに時間がかかるようで、行程が増えているみたいで24時間くらいかかりました。
3台目のリビルドからデータの容量が増え始めます。
そして最後のHDDを交換するときに、衝撃的な事実が発覚しました。

ds416は1ボリュームの最大容量は16TB

synologyのNASはモデルによって1ボリュームの最大容量が違います。
ds416は16TBが上限、上位モデルは108TBもしくは200TBが上限みたいです。
今回の換装で6TB×4台×75%=18TB使えると思っていたのに残念。
6TBのHDDは1台あたり5.45TBが実容量だったので、350GBくらい無駄が出てしまいました。
とりあえず、データも消えずに4台とも6TBに交換が出来てよかったです。
NASを購入したときは12TBもあれば十分だと思っていたのですが、ストレージの容量が大きいと大きいデータを保存しても大丈夫だと思ってガンガン使ってしまうのがいけないみたいです。
現状6TB×4台で運用しているので、次は10TBもしくは12TBのHDDが普及するまで様子を見つつ、108TB対応のNASに買い替えを考えようと思います。
2019年にかけて5G/10G BASEのLANが普及してくると思われるので、動向を見ながら考えようと思います。

今回使用した機材はこちら


DS416は後継機種のDS418シリーズが出ています。DS418シリーズからは1ボリュームの上限がDS416の上限である16GBから108TBに拡張されているので、RAIDで大容量のNASを構築するには418シリーズがおすすめです。


4ベイのエントリー機、DS418jは約3万円なので、すげーお得です。

NAS用のHDDはWD REDが鉄板だと思います。
特に24時間駆動でのRAIDは専用設計のHDD=WD REDが最適です。
最近知ったのですが、RAID0とRAID1はWDのBlueも対応しているそうですが、Blueは1日8時間駆動が上限みたいなので、24時間 電源入れっぱなしで運用するのであればREDが最適だそうです。
あと意外だったのが、監視カメラ向けのPurpleは24時間駆動OKなのですが、RAIDには不向きだそうです。
なので、24時間駆動のRAIDはREDの一択。
24時間駆動の非RAIDの全録やレコーダー、監視カメラはPurple。
1日8時間以内の駆動、非RAID、RAID0、RAID1はBlueがいいです。
DIGA用のHDDはAV-GPが鉄板かと思っていましたが、最近WDのHPを見たらのラインナップから消えていて、おそらくレコーダを製造しているPnasnonicなどのメーカーやOEM専用になったのでしょう。
現段階でもAmazonでも購入可能なので、HPから消えただけかもしれません。
しかしそのAmazonで探してみると同等性能と考えられるPurpleの方が価格が安いのでDIGA用は全録問わずPurpleかなーと思いまじめた今日この頃です。

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