TOSHIBAのHDD DT02ABA400がAVコマンドに対応&DIGAで使えるか調べてみた

BDレコーダー

TOSHIBA(東芝)から5400RPMの低発熱HDDの4TBモデル DT02ABA400がにわかに出てきたので、AVコマンドに対応しているかどうか、DIGAで使えるかどうか調べてみたよって話。
結果を先に言っちゃうとTOSHIBA DT02ABA400はAVコマンドには非対応で、DIGAに使うのはやめた方がいいです(涙)。
DIGAにはWD製のAVコマンド対応機のPurpleをお勧めいたします。


※2020/12/12更新
現在販売中のWD40PURZは仕様変更でAVコマンドに非対応になった可能性が高いので、購入には注意をお願いします。
4TBのAVコマンド対応のHDDはシーゲートのAV製品向けのHDDがコスパが高いです。

アマゾンのレビューを見るとSeagate Skyhawkシリーズの2TBモデルがAVコマンド非対応になったようなので、この他の容量に波及する恐れがあるので、購入時は事前にレビューのチェックが必要です!

TOSHIBA DT01ABA***の後継機種、DT02ABA***

某ニュースサイトを見ていたら、東芝製(TOSHIBA)の4TBのHDD ”DT02ABA400” が発売されたという記事を発見。
東芝のHDDと言えばWDが日立を買収する際に、独禁法に引っかかる地域の日立のHDD工場を東芝が譲受し、元々は日立の工場作られているラベルは東芝、中身はHITACHI的なハードディスク。
HITACHIのHDDは伝統的にAVコマンドに対応をしていたので、2008から2012年くらいの時期は日立のHDDが鉄板となっていて、その血を受け継いだ東芝のHDDもDIGAには最適とされていました。
(※2000年代はWDのHDDは故障率が高くて、今とは大違いの評価でした。)
だいぶ時間がかった2019年の年末、東芝製の5400RPMのモデルとしては2世代目のTOSHIBA DT02ABAxxxシリーズが店頭に出るようになったというニュースを見て、値段も8500円くらいと競合のWD5400RPMのPurpleの4TBが11000円を超える中、2500円くらい安く出てきました。
これは期待ができそうで、買うしかないと直感したので、TOSHIBA DT02ABA400を買ってみました。

TOSHIBA DT02ABA400と旧型の最大容量3TBのDT01ABA300を比較

早速メーカーのページでTOSHIBA DT02ABA400仕様をチェック。
左の2つが今回のお目当ての5400RPMの低発熱モデル、4TBと6TBモデルがラインナップ。
旧型からの変更点はキャッシュの容量、転送速度も向上していると思われます。

▲ツクモの通販で購入、PC系ショップなのでHDDの梱包はばっちり!

▲TOSHIBA DT02ABA400の製品ラベル。2019年10月製造。

▲保証書。RMAはなさそう。代理店はフィールドスリー。マーシャルの関連会社かな??

▲TOSHIBA DT02ABA400の重さは640g。

▲TOSHIBA DT02ABA400(左)とDT01ABA300(右)の外観はそっくり。2011年くらいから変更がない、ザ・日立な筐体。

▲TOSHIBA DT01ABA300は665g。DT02ABA400の重さは640gだったから新型の4TBの方が25g軽い
これがプラッタ容量のアップなら速度アップの期待ができそう。
CDMで見れる表面的な情報はこんな感じ。

▲DT02ABA400のCrystalDiskInfoの図。電源投入回数1回目GET!
緊張の瞬間、[CTR]+CでHDDの情報をクリップボードにテキストデータでコピー、テキストエディタにペーストしてAVコマンドに対応しているのか確認。結果はいかに!?

TOSHIBA DT02ABA400はAVコマンド非対応

結論から言うと、TOSHIBA DT02ABA400はまさかのAVコマンド非対応でした。
▲左の青文字の298行目、080の行と4が交差する値が6163で下2桁目が6で偶数なのでAVコマンド非対応
※下2桁目が奇数(1,3,5,7,9,B,D,F)の場合AVコマンド対応ということになります。
5400RPMの低発熱、キャッシュ容量128MBと倍増、絶対にレコーダー向きだと思ったのにAVコマンド非対応なんて東芝さん、ひどいよ!!
TOSHIBA DT02ABA400はREGZAのブルーレイのM1007で使用中のWD Purpleの4TBと乗せ替えが決定しました。使える先があったのが、せめてもの救いです。

TOSHIBA DT01ABA300はAVコマンドに対応

元々AVコマンドに対応しているだろうと思っていたTOSHIBA DT01ABA300は調べたことがなかったので、ついでに確認。


▲左の青文字の291行目、080の行と4が交差する値が4773で下2桁目が7で奇数(1,3,5,7,9,B,D,F)なのでAVコマンド対応
TOSHIBA DT01ABAxxxシリーズは1TBから3TBまでありますが、DIGAで使えるからどれもAVコマンドに対応してると見て間違いないです。
ただし、WD製のAVコマンド対応機のAV-GP、Purpleの方が静粛性が高いです。
TOSHIBA DT01ABA300はスピンアップ、シャットダウン音、アクセス音がちょっと気になります。

TOSHIBA DT02ABAxxxシリーズはDIGAはダメ、REGZA ブルーレイ・PCで活用

TOSHIBA DT02ABA400はAVコマンドに非対応なのでDIGAでは使えないHDDのようです。
6TBモデルもラインナップされているので、AVコマンドに対応していたら追加で買おうと思っていたのですが、とんだ人柱になってしまいました。
REGZA ブルーレイで内蔵HDDが4TBまでにしか対応していないモデルにはTOSHIBA DT02ABA400は発熱・性能・価格を考慮してもかなりよい選択肢だと思います。
またPC用、データ用としても価格が安いので悪くないと思います。
キャッシュ容量が128MBなので、SMR(瓦記録)に多い256MBではなことから、記録方式はCMRと思われます。
WD Blue(256MBキャッシュのモデル)がSMR(瓦記録)になって嫌だなと感じている人にもおすすめ。

後日修正
TOSHIBA DT02ABAxxxシリーズはSMRの可能性があるようです。キャッシュ容量だけで判断するようなことではありませんでした。
メーカーがSMR/CMRのどちらなのか発表していない為、真偽はわかりませんがCMRとは断言できないので、訂正いたします。
DIGAで使えないのが本当に悔やまれまれるDT02ABA400がAVコマンド非対応のお話でした。
DIGAにはWD製のAVコマンド対応機のAV-GP、Purpleをお勧めいたします。




※2020/12/12更新
現在販売中のWD40PURZは仕様変更でAVコマンドに非対応になった可能性が高いので、購入には注意をお願いします。
4TBのAVコマンド対応のHDDはシーゲートのAV製品向けのHDDがコスパが高いです。

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