東芝のレグザブルーレイDBR-T550に外付けHDDを接続して、ブルーレイや内蔵HDDからダビングやムーブをしてみる。

BDレコーダー

DBR-T550に外付けHDDを接続して、ダビングやムーブをしてみる。
今回はケースとHDDを別々に買いました。
ケース
Logitec HDDケース 3.5HDD USB3.0 LHR-EGU3
3000円以下の激安ケースです。冷却用のファンなし。


HDD
WESTERN DIGITAL WD40EURX 3.5インチ内蔵HDD 4TB
DIGAに内蔵されているAV機器用の定番モデル

この組み合わせを外付けHDDとしてDBR-T550に接続。
DBR-T550のリアパネルにあるHDD用のUSB端子はUSB 3.0の高速タイプ。
接続をして初期化。いくつか質問されますが、通常録画用でフォーマット。
※このとき保存用とか引越し用とか選択肢に現れます。
最初に先日DBR-T550を購入した日にBDから内蔵HDDにムーブしたタイトルを外付けHDDにムーブ。
スタートボタンを押してダビングを選択、HDD→USB1(登録1台目のUSB HDD)の方向で決定。
タイトル選択をする前に、HDDからムーブ(内蔵HDDから消す)かHDDからダビング(ダビング回数を減らしてダビング)か聞かれます。
今回は内蔵HDDの容量を増やすことがも目的なので、前者を選択。
D-M430の遅いダビングに慣れているせいか、速くてさくさくでした。
※何分かかったのか計っていません。
BDからUSB HDDへ直接ダビングすることもできました。
ここで東芝とmaxellのレコーダー=フナイが作ってるレコーダーの嫌な点は番組が36タイトルまでしか選択できないので、たくさんタイトルがあるものは何度も同じ操作をしないといけない。
ムーブのときはディスクから消えるのは当然なのに、この番組を選択するとディスクから消えるけどいいですか?ってタイトルごとに確認される。
36回聞かれて、36回いいえ→はいへカーソルを動かして決定を繰り返す。
タイトル数は仕方ないとしても、ムーブの質問は2タイトル目の選択からは聞かないで欲しいです。
ちなみにソニーはダビング時の選択可能数は30タイトル、30回決定ボタンを押して選択。
Panasonicはダビングタイトルを青ボタンで選択、ディスクがパンパンになるまで(??上限あるのか不明)選択可能、30タイトルを超えたあたりから、選択時のカーソルの動きが鈍くなり動作がもっさりし始めます。
で、以前SONYのBDレコで書き出したBDはDBR-T550にダビングをするとiOSのDiXiMアプリからは見れないという話をちらっとしましたが、PanasonicのDIGAから書き出したブルーレイはiOSのDiXiMアプリから見れました。
ここでふと記憶がよみがえりました。
かなり前にmaxellのレコーダーBIV-R1021の内蔵HDDからiVDRにダビングする際に、高速ダビングができなかったことがありました。
そのとき調べたことをちゃんとメモしていなかったのですが、PanasonicのDIGAとSONYのBDZで録画時の仕様の違いがあることを思い出しました。
SONYのBDレコーダーはWikiにもあるように、ドルビーデジタルに変換に変換をして記録しています。

音声は長らくAACを直接記録するのではなく、ドルビーデジタルに変換されていた。ただし、x000シリーズを除く2012年以降のモデルではMPEG-2 AACで記録される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/BDZ#MPEG-4_AVC.E5.9C.A7.E7.B8.AE

最後のドルビーデジタル音声変換のモデルET1000の仕様ページから抜粋
音質仕様

オーディオD/Aコンバーター
音声記録方式 ドルビーデジタル (2ch/5.1ch)、MPEG-2 AAC (DRモード時)、MPEG-4 AAC (おでかけ転送時)、-

 
DIGAは録画時に放送波のAACを無変換で記録をしているのに対して、SONYはドルビーデジタルに変換していた。
これの違いが問題を引き起こしていると思われるというか、これしか違いがないので実験。
超万能のBDAV化ソフトTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4を使ってPCでBDAVを自作します。
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/endproduct/tmsr4.html
適当な動画ファイルを用意して、書き出すときにBDAV出力にして、音声をMPEG-2 AAC LCを選択。
smart_render
この設定で書き出すと、DIGAで書き出すのとほぼ同様のBDが出来上がります。
このBDをDBR-T550にダビング。
ダビング=OK、テレビでの再生=OK、iOSのDiXiMアプリからの再生=OK(宅内もリモートもOK)
DBR-T550を動画NASと使うには動画ファイルの音声をMPEG-2 AAC LCとすれば、宅内(DLNA)でも宅外(DTCP+)でも視聴可能になります。
REC BOXよりも動画の転送や準備が楽ですし、プロテクトがかかっていない動画であれば、TMPGEnc MPEG Smart Rendererで簡単にBDAV化できて、さらにネットワーク内で共有できるようになります。
自宅のDIGAのBXT970でも同じことができますが、本体12万に外付けHDDに3万もかかっており、外付けHDDの同時接続は不可能なので、東芝のレグザブルーレイは安価に拡張ができる基本設計がすごいです。
REC BOXの購入を考えていて、動画を詰め込んで、ネットワークを通じて見たいというのであれば、東芝のBDレコーダーを買ったほうがいいです。
本体のHDDが2TBに換装可能、外付けHDDはPC用の安いものでもOK、最大6TBのUSB HDD4台同時接続=外付けHDDを24TBまで拡張可。
こんなNASはありません。。。
一番安いDBR-Z610が35000円、換装用の2TBのHDDが7000円。
42000円で容量2TBの2チューナーBDレコーダー&動画配信可能なNASです。
レコーダーとしても基本設計はDIGAが上なので注意が必要ですが、レグザブルーレイは動画の保管庫用にはオンラインでどこからでも見ることもできて結構使えます。
次回は使う予定がない通常録画のを試してみます。

コメント

  1. 岩手盛夫 より:

    凄いですね。AV関係の規格を恐らく完全に把握してらっしゃるのですね。
    オーディオだの、動画だの色々な規格があるのは分かってますが、私は取り敢えずの世界で甘んじて操作してます。お陰で、古いタイプのTVでNAS上の動画や写真が見れなくても諦めているだけです。
    AQUOSのレコーダーは50タイトル迄選択できますよ。安物のレコーダーと思ってましたが、結構優秀なのかも知れませんね。そう言えばSQV Player Plusで一度に移動できるタイトルは数というより、データ容量に依存しているようです。1時間物のタイトルを60ぐらいが限界です。選択数が多すぎると移動しようとした際にエラーになります。

    • ヨシオ より:

      アクセスが少ない乙な記事気付きましたねw
      この記事を書いた当初はDBR-550を使い倒そうと思ってたんですけど、すでに手放しています。
      ブルーレイの動画と音声については、極めたとまではいきませんが、どうなっているのかわかっちゃいましたw
      ネットダビングが遅いからBDを経由してダビングした方が速いような気もするし、そもそも見るのか??ってくらい録画タイトルがあふれていて困ってます。
      原則全録だけにして、ある程度の期間が過ぎたらきっぱりあきらめる!というルールを2020年には制定しようかな。

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