TOSHIBA EXELIA PRO 128GB ベンチマーク Application Performance Class 1 (A1)対応のmicro SDカードを買ってみた

PC

サムスンの128GBのmicroSDを買おうと思ったら、入荷未定が続いていました。


最大読出速度100MB/s:最大書込速度90MB/sは世界最大のメモリーメーカーならではのスペック。
入荷を待ちながら ちょこちょこチェックをしていた時に、たまたま目にした東芝製のmicroSDカードが安くてよさげだったので、買ってみました。
TOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1)
U3 4K アプリ最適化 Rated A1 (Application Performance Class 1対応)のmicroSDカードです。

Rated A1って??

Rated A1はランダムアクセスがリード1,500IOPS以上、ライト500IOPSを保証する「Application Performance Class 1」規格に準拠しているmicro SDだよってこと。
androidスマホの外部メモリにアプリを入れて使っても、内蔵メモリと同等の性能を保とうという目的で作られた規格みたいです。
一般的にSDカードはスマホの内臓ストレージより読み書きが遅いんです。
以前見た記事はコチラ。


iPhoneを使っていたらmicro SDなんて使わないと思うかもしれませんが、ノートPCや2in1にSD/micro SDカードスロットがある機種を持っている人は注目の規格&対応しているmicroSDカードは大変おすすめです。
以前、ニュースサイトの記事で見たときは、値段が異様に高くてsandisk製しかなかったので完全スルーでしたが、狙っていたmicrosdカードSamsung microSDXCカード 128GB EVO Plus「Application Performance Class 1」には対応で、価格は7,980円。
方や東芝製プロフェッショナル最大読出/書込速度95MB/s microSDXC 128GB 超高速U3 4K アプリ最適化 Application Performance Class 1対応のmicro sdの価格は6,450円。

基本的な読み書きの速度はほとんどかわらず、4KBやが小さいデータの読み書きで威力を発揮するのではないかと思われる「Rated A1」の方が安いので、買ってみました。
※ただしバルク品。

TOSHIBA EXELIA (赤) vs TOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1)

本当はサムスン製のEVO+と比較したかったのですが、スマホに刺しっぱなし、空き容量も少ない状態だったので東芝のPROではないEXCERIAでベンチマークをとってみました。


EXCERIA(赤)は23%の使用、EXCERIA PROは未使用、フォーマットはexFATです。
TOSHIBA EXELIA (赤) & TOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1)
PCはVaio pro 11。

大まかなスペックは、Core i5 4210U/4GBメモリ/Win10 Home 64bitです。

Vaio pro 11標準搭載のSDカードスロットとKingston製のUSB 3.0のメモリリーダーで試しました。
Kingston/キングストン UHS-II対応 コンパクトなUSB3.0対応多機能カードリーダー MobileLite G4 FCR-MLG4
このSDリーダーは高速&コンパクト&激安でおすすめです。

Vaio pro 11 SDカードスロットのTOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1) CDMベンチ結果
※USB 2.0接続のようです。

TOSHIBA-EXELIA-(RED)-128GB-vaio-pro-11(USB-2.0).png TOSHIBA-EXELIA-PRO-128GB-vaio-pro-11(USB-2.0).png
4KBの読み込みは2倍弱ですが、書き込みは約2倍、シーケンシャルライトに限っては3倍近い値が出ています。

 Kingston製のUSB 3.0 リーダー TOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1) CDMベンチ結果

TOSHIBA-EXELIA-red-128GB-USB3.0.png TOSHIBA-EXELIA-PRO-128GB-USB-3.0-2.png

TOSHIBA MQ01ABD100 2.5インチ HDD CDMベンチ結果(参考データ)

TOSHIBA-MQ01ABD100.png

Rated A1 microSD USB 3.0のTOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1) CDMベンチ結果値の比較

本領を発揮している速度のデータで比較してみます。

機種→ TOSHIBA MQ01ABD100
1TB 2.5inch HDD
TOSHIBA EXELIA PRO
128GB USB 3.0
TOSHIBA EXELIA (RED)
128GB USB 3.0
Sequential Read
(Q= 32,T= 1)
101.318 MB/s 82.915 MB/s 77.560 MB/s
Sequential Write
(Q= 32,T= 1)
101.810 MB/s 84.143 MB/s 16.617 MB/s
Random Read 4KiB
(Q= 32,T= 1)
0.530 MB/s
[ 129.4 IOPS]
10.826 MB/s
[2643.1 IOPS]
6.767 MB/s
[1652.1 IOPS]
Random Write 4KiB
(Q= 32,T= 1)
1.334 MB/s
[ 325.7 IOPS]
2.698 MB/s
[ 658.7 IOPS]
1.131 MB/s
[ 276.1 IOPS]
Sequential Read
(T= 1)
102.323 MB/s 93.104 MB/s 90.595 MB/s
Sequential Write
(T= 1)
102.753 MB/s 89.554 MB/s 20.341 MB/s
Random Read 4KiB
(Q= 1,T= 1)
0.496 MB/s
[ 121.1 IOPS]
6.921 MB/s
[1689.7 IOPS]
5.187 MB/s
[1266.4 IOPS]
Random Write 4KiB
(Q= 1,T= 1)
1.336 MB/s
[ 326.2 IOPS]
2.610 MB/s
[ 637.2 IOPS]
1.102 MB/s
[ 269.0 IOPS]

4KiBの読み書きはすでにHDDよりもmicroSDカードの方が性能が高い!

ランダムアクセスがリード1,500IOPS以上、ライト500IOPSを達成しているのは、TOSHIBA EXELIA PROだけですね。

TOSHIBA EXELIA PRO 128GB(Rated A1)は安価で高性能

細かいデータの読み書きに強く、シーケンシャルリード、ライトの性能も80MB/秒超え。

動画等の大きなデータをスマホに入れようというニーズよりもPCでこまごましたデータをやり取りするのに向いていそうなカードです。
写真のデータを大量に書き込むと遅いなーと思いますが、このカードならサクサク書き込んでくれました。

USB 2.0のスマホを使っていて、写真をいっぱい撮っていて転送をするような時にかなり有用だと思います。

バルクという点が気になりますが、東芝にお金が回るようにという応援の意味も含めて、TOSHIBA EXELIA PROはかなり良いと思います。

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