ASRock Desk Mini 110とKaby LakeのPentium Dual-Core G4600でデスクトップPCを新調

PC

最近デスクトップPCとして使っているMacMiniの調子が悪いというか、遅い。
bootcampでWin7をインストールしてからは、ほぼWindowsマシンと化しているのでへそ曲げてるのかもしれませんが、起動してから10分くらいプチフリが続くような感じ。
これが起こる時と起こらない時がある。
Core i7のメモリ増設可能な最期のモデルなので、処理速度が速いは速いんだけど、基礎体力が落ちているというか、よく考えればもう4-5年前の第三世代のCore iのIvy Bridge世代のマシンです。
ちなみに現在は第7世代のKaby Lake世代。すでに4世代も前になります。
で、処理能力はそれなり、SSDと16GBのDDR4のメモリが乗っていれば、CPUは遅くてもいいというか、Core i3でもいいと思って物色をしましたが、いいマシンがない。
理由はNVMeのSSDを搭載できるマシンが欲しいと欲を出したから。

デスクトップマシンでNVMeのSSDを搭載可能な省スペースのマシンはない?

メーカー製のPCでNVMeのSSDが搭載可能なモデルは皆無で、かといっても自作はだるい。
で、IntelのNUCに目を付ける。
Intel NUCはひと昔前は格安で処理能力が低い低電力のCPUを載せて、2万円以下、メモリとSSDは自分で用意してね!的なマシンが多かったのですが、今は違います。
5万くらいするモバイル用のCore i5を載せたマシンがあって、それがいいかなーと思いました。
けど、5万でストレージ別だと高い、メモリもない。この時点で3万くらい余分に出費が必要で合計8万円。
8万は無理。次期iPhoneの資金がなくなっちゃう。
で、次はCPUが載っていないベアボーンを探す。もうデスクトップ向けのでも、NVMeのSSDが載ればいいと。消費電力もそんなに極端には変わらないし、速いし。

そんな時に目に留まったのがベアボーン ASRock Desk Mini 110

このベアボーンは1万5千円くらいで、第7世代のKaby Lakeと第6世代のSky LakeのCPUに対応。
チップセットは1世代前の1シリーズのH110ですが、小型のベアボーンなのでクロックアップするわけでもないし、最新CPUに対応していればいいやと思ってほぼこれに決める。
DeskMini 110 ベアボーンの仕様

  • シャーシ
    – 1.92L (155 x 155 x 80mm)
  • マザーボード
    – ASRock H110M-STX (Mini-STX)
  • CPU
    – 第 7 世代および第 6 世代 Intel® Core™ i7/i5/i3/Pentium/Celeron® プロセッサーに対応 (ソケット 1151) (最大 TDP 65W)
  • チップセット
    – Intel® H110
  • メモリー
    – DDR4 2400MHz に対応、2 x SO-DIMM スロット、最大 32GB
  • グラフィックチップ
    – Intel® HD グラフィックス
  • サウンド
    – Realtek ALC283
  • ネットワーク
    – Intel® Gigabit I219V LAN
  • ドライブベイ
    – 2 台の 2.5″ HDD または SSD に対応

    *HDD 対応タイプ: 2.5″ SATA ハードドライブ (7mm & 9.5mm)
  • 拡張スロット
    – 1 x WiFi + BT モジュール用の M.2 (key E 2230) スロット
    – 1 x M.2 SSD スロット (タイプ 2280 M.2 PCIe Gen3 x4 に対応)*

    *SATA 接続タイプの M.2ドライブは非対応です。
  • フロント出力/入力
    – 電源ボタン、電源 LED および HDD LED
    – 1 x USB 3.0
    – 1 x USB 3.0 (Type-C)
    – 1 x マイク付きヘッドフォン
    – 1 x マイク入力
  • 後部出力/入力
    – 1 x VGA
    – 1 x HDMI
    – 1 x DP
    – 1 x USB 3.0
    – 1 x USB 2.0
    – 1 x LAN
    – 1 x DC 入力ジャック
  • コネクタ
    – 1 x CPU_Fan_1 コネクタ (4 ピン)
    – 2 x USB 2.0 ヘッダー
    – 1 x CPU_Fan_2 コネクタ (5 ピン)
    – 1 x 内部スピーカーヘッダー (4 ピン)
    – 1 x フロントパネルヘッダー
    – 1 x シャーシイントルージョン (2 ピン)
  • 冷却
    – 標準 Intel® ボックスファンクーラーに対応
  • 電源
    – 120W/19V 電源アダプタ
  • 動作温度
    – 0-35°C
  • 付属品
    – 1 x CD
    – 1 x QIG
    – 1 x 120W 電源アダプタ
    – 1 x 電源コード (地域によって異なります)
    – 2 x SATA ケーブル
  • 備考
    – 1 x ケンジントンロック
    – 1 x キーロック

本当はDDR3のメモリ対応のベアボーンなら、手元のパーツを流用できるかなーと思っていたんだけど、DDR4対応。
SSDは手元SATAのやつで我慢をして、ベアボーンとメモリとCPUを買えばいいやと思う。

CPUをどうするか Pentium Dual-Coreが安くて速い

これまでならCPUは一番速いの!とか思っていたが、Core i3の一番安いやつに決めていました。
そんなに重い処理をさせることがないから、とりあえず安いやつで適度な性能をと考えていました。
しかし、ちょっと調べたらCore i3に刺客登場。
Core i3 7100 が最安で13500円くらい。2コア4スレッド、周波数は3.9GHz、Intel HD Graphics 630、Passmarkのスコアは5915
で、当初考えていなかったPentiumが、Core i3そんなに性能が変わらないことが判明。
Pentium Dual-Core G4600は9800円くらい。2コア4スレッド、周波数は3.6GHz、Intel HD Graphics 630、Passmarkのスコアは5427
IntelはCore iシリーズとそれより下位のCPUの処理能力にわざとを差をつけて、下位モデルが売れないように、より利益率と性能が高いCPUを売れるような戦略をとっています。
それをよく理解していたので、Core-i3より上のCPUを選択しようと思っていたのですが、KabyLakeのPentium Dual-Coreの上位モデルは違いました。
Core-i3とほとんど変わらないというか、Passmarkのスコアは5915と5427。性能差は10%弱です。
で、両者の明確な違いは1つだけあって、Core-i3の方にはAVX2命令というCPU命令を実行できるようで、動画のエンコードや対応ソフトの処理速度が上がるようだ。
が、その差は微々たるものらしい。
でもエンコードとかしないし、3.6GHzもありゃ普通に使っていたら絶対に持て余すし、十分だと確信しました。
Core i3 7100とPentium Dual-Core G4600の値段は3割違うのに性能差は10%。ほぼCore i3です。
描画がサクサクしていると体感速度が違います。
Pentium Dual-Core G4600のGPUはCore i3 7100と同じIntel HD Graphics 630は4Kもヌルサクらしいです。
これが決め手になって、あえてCore i3ではなくて安い方のPentium Dual-Core G4600を選択しました。

ASRock Desk Mini 110はこんな構成になりました

ASRock Desk Mini 110 約1万5千円
Pentium Dual-Core G4600 約1万円
DDR4-2133 8GB 260pin DIMM 6700円×2=13400円
SSDは手元にあるVaio Proから引き抜いたM.2のSATA SSD+変換基盤。
合計4万弱です。
DDR4のメモリが高くて痛手になりました。
で、こんな感じ。
IMG_20170716_181920.JPG
 

ASRock Desk Mini 110にパーツ装着

Deskmini 110本体はATXの電源くらいの大きさで、こんな小さい筐体にデスクトップ版のCPUを搭載できるのか??
さらに2.5インチのSSD/HDDが2台搭載できて、さらにM.2のNVMeのSSD(M.2のSATAは認識しないので注意)を載せられるので、かなりストレージの容量もかなり確保できます。
組み立てはそんなにむずかしくなかったですが、むき出しのCPUを久しぶりに見たので、どの向き入れればいいのかわからなかったですが、説明書をよく読んで▲印を方向を見ながらやれば大丈夫でした。
CPUファンは自前のグリスをつけようかと思いましたが、面倒なのでCPUについていた標準ファンに塗られていたグリスでも平気そうだったので、そのままFANを装着しました。
SATAのSSDは2台マウントできるようになっていますが、2代目を搭載する場合、ベアボーンからボードを外さないといけなく、盛大な分解作業が始まるので注意が必要です。
メモリは何の抵抗なくサクッと2枚搭載できました。

ASRock Desk Mini 110にOSをインストール

OSはWin10をインストールしようとしたけど、ライセンスがない。
仕方ないので、ライセンスがあったWin7のインストール。
でも最近のPCにはWin7はインストールディスクにUSB 3.0のドライバーが入っていないために、キーボードが認識されず途中で止まってしまうというか、中断して進まない。
インストール中にキーボードがないと死にますね。
まただりーなと思いながら、最新のPCに見合ったWin7のインストールディスクを作ります。
asrock win7 usb patcher で検索
http://www.asrock.com/microsite/Win7Install/index.jp.html
上記URLから「光学ディスクドライブと USB マウスまたはキーボードを使用する場合」を選択して、DVDのISOファイルを改造して、DVD-Rに焼きました。
このツールがなかったら、多分インストールができませんでした。
インストールが終わると、グラフィックドライバーが当たっていないようで、超巨大表示。
面倒だったので、本当はいけないのですが、Win10のアップデータ起動して、上書きでアップデートしました。
2016年の7月以降は、Win7からWin10へ無償アップデートできないようなのですが、以前落としたWin10のアップデーターは無事に動作したので、甘んじてWin10にアップグレードしました。

ASRock Desk Mini 110とPentium Dual-Core G4600の動作は?

久しぶりに新規インストールをしたこともあってか、動作はさくさく。
SSDもノートPCに搭載しているものとはほとんどスペックが同じなのに、サクサクしています。
おそらく、DDR4で基本的なデータ転送速度が向上していることと、CPUが下位モデルとは言っても最新だからだと思います。
グラフィックも3世代前のCPU内蔵と比較すればかなり高速な部類ですから。
Pentium Dual-Core G4600はかなり満足度が高いです。
総じて満足ですが、NVMeのSSDを試したくて仕方がないです。
SATAのSSDでも速いんだけど、起動がなんか遅いように感じる。
というかSATAのSSDに体が慣れすぎて、遅く感じるようになったんだと思いますが。
今HDDのPCを触ったら、遅すぎてびっくりしますからね。
しばらくしたらNVMeのSSDを買いそうです。。。

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