マイクロソフトはモバイルOSに注力をしない
gigazineに気になる記事が出ていました。
確かに今からマイクロソフトがスマホ市場でOS(Windows)のシェアを伸ばすのはかなり厳しいと思います。
iOSとAndroid用のアプリを強化する方向に動くようです。
Snapdragon 835のWindows 10はどうなった??
この記事を読んでいて気になったのが、今年の6月に発表されたSnapdragon 835で動くWindows 10のことです。
ARM版Windows 10は、RS3の開発コードネームで知られるWindows 10 Fall Creators Updateからサポートされることが予定されており、今回のCOMPUTEX TAIPEIではMicrosoftから最初のOEMメーカーがHP、Lenovo、ASUSの3社になることが発表されるなど、リリースに向けて準備が進んでいる。
もしスマホでこの端末が発売されたら、2台持ちしているうちAndoridはWindowsにしようと思っていたのに、出てくる気配なし。
2017年は残すところ2か月半ですが、出るのでしょうか。
iPhone Xが出た後に発売するのは控えていただきたい!
原因はIntelが特許問題をちらつかせてきたから??
MicrosoftがARM版のWindowsを発表した後にIntelがx86エミュレーション技術の特許問題についてにわかに声明を発表しました。
これまでWindowsは原則としてIntelのCPUもしくはAMDのようなIntelの互換CPUでしか動かなかったので、省電力、高性能のスマホ用のARMチップのハードウェアでWindowsとWindowsのアプリケーションがそのままで動くということが、死活問題になるのでしょう。
これまでIntelはモバイルとタブレット向けCPUとしてATOMシリーズをリリースして、格安なWindowsタブレットがPCメーカー各社から登場しましたが、結局のところ成功という成功を収めたという感じではありません。
キーボードがないWindowsタブはWindows PCとしてはとても使いにくく、これまでのPCの需要を置き換えるような形にはなりませんでした。
それだけ既存のPCが使いやすく、優れているという証拠でもあると思います。使い勝手が違うから使いにくくなってしまったという点も大きいかもしれません。
しかし、AndroidタブとWindowsタブで同じATOM CPUを搭載している同じスペックの機種同士を比べてみると、Androidの方がサクサク動いて使いやすい。
またATOMより高性能なSnapdragon搭載のAndroidタブを使ってしまったら、Windowsタブレットは遅い、使いにくいと感じてしまうのだと思います。
タブレットやモバイルPCなどはARMが有利??
IntelのCPUは省電力性能についてはSnapdragonを筆頭とするARMアーキテクチャーには勝てないということになります。
CPUにSnapdragonを使えばオールウェイズコネクテッドPC(モバイル回線による常時ネット接続)を比較的簡単に作れるプラットフォームがすでにできているので、クァルコムはかなり優位に商売ができている状況です。
純粋なタブレットは、iPad、Androidタブレットにはかなわないということですね。
そうなるとMicrosoftもARMのCPUに興味を持って当然だし、Snapdragonで動くWindowsを出すことになるんですね。
ARM版のWindowsはWindows 10 Fall Creators Updateからサポートされるそうで、Windows 10 Fall Creators Updateは10/17リリースされます。
果たして各社からSnapdragon 835搭載のPCは発売されるかどうか楽しみです。
日本においては世の中の人はほとんどの人がiPhoneに興味を示している状態で、HP、Lenovo、ASUSの3社がどんな機種を出してくるのか、Appleはお手並み拝見というところでしょうね。
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