LexarはMicronではない、中国企業のLongsys。SSD/SDカードに注意

PC

amazonでSSDを物色していたらLexarブランドのSSDが出てきて、何か違和感を感じたのでちょっと調べてみたよって話。
▼出てきたのは2.5インチSATAのSSDでLexar NS100、型番はLNS100-256RBJP、3年保証の国内正規品。


LexerはSDカードとかメモリカードのブランド名でMicronのブランドのはず、でもMicronのSSDはCrucialブランドのはず。矛盾。

しかもLexarのSSDは安いし、デザインがダサイというかイケてない。
Lexar/Micronなのに中華なにおいがしたので、少し調べてみた。

MicronはLexarのブランド名だけLongsysに売っていた

Micron、Lexarを吸収合併
中国Longsys、Micronから「Lexar」ブランドを買収
 中国Longsysは8月31日(現地時間)、米Micronより「Lexar」ブランド利用権および商標を買収したことを発表した。

PCwatchで検索してみたら、出てきた。
元々Lexarという会社があったことを知らなかったが、Micronが買収してMicronのメモリーカード部門になっていたみたい。
驚愕なのが、Micronはメモリーカードの事業を撤退したのに、ブランド名だけLongsysに売却をしたということ。
つまりは中身はLongsysが開発・製造したメモリで、ガワはLexarのバッジが付いているということ。
中国企業はDRAMとフラッシュメモリ、半導体には強くない。
DRAMはサムスン、ハイニックスの韓国勢に米マイクロンの3社で世界シェアの9割くらい握っていたはず。次に来るのは台湾企業。
またフラッシュメモリはサムスン、東芝/WD連合、Micron/Intel連合の3陣営で世界シェアの9割近くを握っていて、ハイニックスがシェアを拡大しているような状態。
中国企業は半導体とメモリの開発する力がないというか、国策として多額の投資をしてかなりの勢いで技術開発を進めているみたいですが、先行する企業に追い付いていないから、売れるわけがない。
だからLongsysはLexarブランドを買ったんだなと。
このことを知らずに、以前からメモリーカードを使っていてLexarブランドを信用してたら、安心して買っちゃうじゃん。

LexarのSSD、SDカードを進んで選ぶ必要なし

これは危ない。無知の恥じゃなく、無知の損か。
Micronもなかなかの所に知名度あるブランドを売ったもんだ。
メモリとかフラッシュメモリはメジャーどころ、上で挙げた3陣営の俗に言うメジャーチップのモノで買った方がいいです。
メモリを買うならRAMもフラッシュメモリも世界シェアトップのサムスンが安心安全なんだけど、今の日韓情勢を考えるとなんとも言えない。


そうなるとRAMはMicron、フラッシュメモリはWDかWD傘下のサンディスクを選ぶのがいいかな。こっちの方が安いし。




ちなみにMicronは日本最後のDRAM企業であるエルピーダメモリを買収した会社、確かまだ日本にも拠点があります。
サンディスクはHDDで有名なWestern Digitalの傘下のブランドで、東芝メモリ(先日キオクシアに社名変更)と連合を組んでいて、日本にも工場や開発拠点があります。
SSDはサムスン方がTBWが多いからなーと悩むところではあり、MicronのブランドのCrucialも悪くはありませんが、この中で選ぶのであれば三番手です。

そんなこんなで、LexarのSSDとSDカードには注意しましょう。

コメント

  1. 石橋武士 より:

    中国製だったのですね…LEXARのSSD…
    それの影響か手持ちパソコンの富士通と東芝では何なく認識し使えますがDELLのLatitude D531 という骨董品(私のところでは現役)ではBIOSでの認識すらしない…
    ゴミに近いのか(T_T)

  2. LLEXARR より:

    今後のSSDやメモリーの購入する際の参考になりました。

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