タモリ倶楽部 受験生(美大志望)必見!試験に出る石膏像 (2017/1/20)

タモリ倶楽部 2017年

受験生(美大志望)必見!試験に出る石膏像

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学校の美術室で見た石膏像。
美術大学デッサン入試用やその予備校などで毎年数多く売れるらしい。そこで石膏工房に潜入。
石膏制作に挑戦!売れ筋石膏を発表し、今年の美大デッサン試験に出る石膏像を大予想!
◆出演者:タモリ
◆ゲスト:竹山隆範、澤部佑
◆ソラミミスト:安齋肇
<2017/1/21 0:20 テレビ朝日>
毎度おなじみ 流浪の番組『タモリ倶楽部』でございます。
いよいよ 受験シーズンになってきたようですが最近では ネット出願っていうのがあるそうですね。
スマホで 入試を出願出来るっていうんですけどね。
いやあ 色々な時代になって参りました。
やっぱり今年は 古代ギリシャですかね。
そうですね。
ルネサンス期…。
ああ それかもしれないな。
髭男爵…。
髭男爵…。
ルネッサ~ンス!じゃないんですよ。
思ったより いい声が出ました。
ああ 出たね。
ありがとうございます。
忙しかったみたいよ あいつら。
あっ そうですか。
なんの話… なんの話…。
いや だから 石膏でしょ?
(竹山)そうなんです タモリさん。
今日 あの… 美大のね 受験生…美大の受験なんです まもなくね。
石膏な。
(竹山)はい はい はい。
それで だから どういう石膏のが今年 出るかっていうの美大生たちはドキドキしてるわけですよ。
結構 ざわついてるというね。
あっ そうなの?
そうなんですよ。
それによって 毎年 違いますから。
じゃあ ある程度の傾向なんていうの あるわけ?
そうなんです そうなんです。
去年 出たのは 出ない…。
そうなんですよ。
そうなの?
そういう事なんですよ。
それで 今日 都内にですね圧倒的なシェアを誇る石膏のね 工場というか工場みたいのがあるらしいんですよ。
で そこからの石膏が 美大生…受験とか出るらしいんでちょっと 先に 我々で傾向をね 探りに行こうかなと。
美大生必見です だから 今日は。
いいのかな?
カンニングじゃないの?
いや 僕は まあカンニングですけど。
まあ そうですね。
田舎にロケ行くといつも おじさん おばさんがそれ言ってくるんですよね。
カンニングカンニングしてんのか?
って…。
カンニングばっかりして。
一番 面倒くさいやつなんだよね。
〈という事で 今回はほとんど ここで作ってるっていうのがあるんですけど…。〉
住宅街でしょ?
はい。
もう これ 見たらわかると思いますけど…。
これ?
(竹山)はい。
ここで作ってるの?
怪しすぎる。
(竹山)「堀石膏制作」ここ?
(竹山)はい。
ここ… この家?
(竹山)多分ここでやってるんでしょうね。
(澤部)もう ちょっと…。
(竹山)ちょっと見えちゃってる。
見えちゃってる ちょっと。
(澤部)何人か ロケ 見学してます。
お邪魔します。
(脇本さん)はい。
あっ 「はい」って言いました。
こんにちは。
うわ うわ うわ うわ…。
(澤部)思いっきりだ 思いっきりだ。
(竹山)あっ こんにちは。
えっと 脇本さん?
はい そうです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あっ こんな感じなんですね 中。
(脇本さん)そうです。
(竹山)ああ なるほど。
結構 粉が舞うんですね。
(脇本さん)そうです。
もう 粉だらけです。
これ じゃあ つくんだ?
俺 黒いの はいてきちゃった。
そうですね タモリさん 靴もいいやつの黒いの履いてるから…。
ここから…ここから お話を伺おうか。
ずっとこの距離感でロケ出来ない…。
(竹山)それ 30分 もたないですね。
〈仕方ないのでいつもの作業着に着替え〉
改めて ご紹介致しましょう。
こちらがですね昨年 工房を引き継いだばかりの堀石膏制作の3代目でございます。
脇本壮二さんです。
よろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
ここで やられてるわけですね。
そうです。
毎日。
ここだけですか?
これだけですか?
ここだけなんです。
はい。
父と2人で毎日 ここで作業をして石膏像を作ってます。
もう ぎっしり いたるもの…もう 石膏に関して…。
天井にも…。
スタッフも 全員 入らないぐらい…。
そうですね 全員が…。
こういうものみんな 鋳型ですので…。
(竹山)型なんですか?
これは。
(脇本さん)そうなんです。
この辺は みんな 型なんです。
型ですね。
ちょっと伺いますけどこういうの有名なオリジナルがあるわけ…。
はい そうですね。
それから型を取るわけですよね?
(脇本さん)はい。
どうやって取る…。
一番 大本っていうのはやっぱり 古代の…。
考古学の人たちが発掘したものが出てきてそれのところで…型を取るわけですね 最初の。
それがヨーロッパのもとで出来てて。
その収蔵された美術館とかでも鋳型 取ったりするんですけど。
それの石膏像になったものがやがて 日本へ流れてきてそれから 私たちが型を取るという感じですね。
型を取る。
はあ~。
日本で作られてる型っていうのはもう 5~6代目ぐらいになるって事ですか?
型として。
実際には そういう事です。
(竹山)オリジナルから比べると。
(脇本さん)そうです そうです…。
面白いな。
顔つき全く違うのがもしかしたら…。
そこまではないですけど…。
そこまではないですか。
顔いじりました?
みたいな…。
5~6代 経つとね 人間でもだいぶね 変わってきますから。
こういうのが こういうのになる…それは ない。
〈ちなみに こちらの工房元々は住居も兼ねていたそうです〉
生まれた時から ここで ずっと過ごしてますから なんでも…。
遊び場 ここだったんですか。
すごいね。
40年 50年前っていうのはこんなに鋳型はなかったんです。
仕事場もこんなに使わなくてよくて。
この辺まででよくて。
ここから先は この辺 台所で…。
台所…!?
ええっ!?
(竹山)台所の跡ですか?
これ。
ここのエリアがお風呂場だったんです。
(澤部)えーっ!
(竹山)ホントだ タイルの跡が。
あっ タイルある!
(脇本さん)お風呂場だったんです 実は。
ここで でも お料理してたらねなんか 今日の酢豚ちょっと白いなって…。
あるよ。
また 石膏 ちょっと入っちゃってるよ みたいな。
ホワイトシチュー。
毎日 ホワイトシチュー。
(脇本さん)あります あります。
そういうの ちょっとあったりとかしました?
はい。
私が学生服で帰ってくるとどう頑張っても白くなっちゃうので…。
はあ~。
そうか そうか。
〈ここで 石膏像の作り方を見てみましょう〉
〈作るのは アグリッパ半面〉
アグリッパさん。
アグリッパさんの半面…。
半面って事ですか。
…を作って頂く。
はい。
ローマ時代の政治家の方ですけども。
(竹山)政治家なんですか。
はい そうです。
強引な政治しそうですね。
(竹山・タモリ)ハハハハ…。
これが鋳型でしてこういう作りになってます。
これが石膏で出来ていてで 内側が こういうふうに…。
(竹山)あ~ 取れた。
(脇本さん)この… ここは石膏で出来てるんですね。
硬い素材で出来てる。
あっ そうなってるんだ。
(脇本さん)で このシリコンっていうのはやわらかいブニョブニョしたものですからこれを支えるためにこの外側があるんです。
(竹山)これ 外のやつ あれですね昔 骨折した時にはめてたやつですよね?
石膏 石膏 そう。
(竹山)石膏ですよね 腕とかにね。
(澤部)あ~ ああ ああ ああ。
〈石膏とシリコンで出来た型を組み立てたあとはずれないように ゴム紐でしっかりと固定します〉
〈そして 粉末状の石膏を水で溶いたら 次は…〉
え?
そんなもんでいいんですか?
(澤部)あれ?
少なくないですか?
(竹山)少ないですよ。
こんな だって 容量なのに。
(澤部)パンパンにするんでしょ?
まあまあ そう 責めなさんな。
(一同 笑い)
慌てちゃって。
実際にはですね これは薄く まず ひと皮を作ってまず それを1回目として作るんですね。
それと同じ工程を4回繰り返して…。
それで 製品になります。
(澤部)いきなり パンパンに入れるわけじゃないんだ。
(脇本さん)最後 出来上がった段階でもパンパンにはならないで薄い こう 中空の状態で作る。
ああ 中空の状態になるんですか。
(竹山)中は空いてるんだ。
ですから こういうものでも全部 中には空間が随分…。
そういう事か。
はあ~ なるほど。
(竹山)回してる 回してる。
(澤部)すごい すごい すごい。
(竹山)引っ付けていくんだ。
(脇本さん)はい。
(澤部)こういう事か。
(脇本さん)こうやって…。
薄い膜を作ってそれを重ねていくわけだ。
(脇本さん)こういう形で1回目は もうこれぐらいで やって…。
要らないものは 出しちゃう。
(澤部)出しちゃう。
固めちゃうんだ 1回。
(脇本さん)そうです。
(竹山)1回 何分ぐらい待てばいいんですか?
今 1回目…。
これが 大体ですね5分ぐらいで固まりますから…。
早いんですね。
はい 早いんです。
セメントなんかに比べるとはるかに早い…。
4~5回。
(竹山)これ 4回ですよ。
5分を4回で これ 20分。
20分… だから 20分だ。
(脇本さん)全体で30分ぐらいの工程をやって…。
どうします?
タモリさん決めて頂いていいですけども。
20分待つか もう面倒だったら差し替えは 一応あります。
(澤部)差し替え…。
差し替えでいい…。
(竹山)差し替えで…。
じゃあ 工程だけ理解して頂いて。
この作業 4回やります。
約20分で乾きます。
〈あらかじめ石膏を4回流して固まったものが こちら〉
〈せっかくなのでタモリが型を外してみる事に〉
それで こう ありましてこれがですね…。
これをどうやって…?
(竹山)そこも石膏で固まっちゃってるから切らなきゃいけないんだ。
ここを少し入れて頂いてこう クッて…上に持ち上がる…。
(澤部)あっ いった!いった! いった!ビックリした。
結構 ガバッてね。
はい。
すごいな。
これ すごいぞ。
これ。
お~!ムンクの『叫び』。
(一同 笑い)
(竹山)ムンクの『叫び』。
アハハ!タモリさんバージョンの。
これで…。
(脇本さん)はい。
(竹山)どうなってるんだ?
これ。
(脇本さん)これ 先ほどの逆に考えて頂ければ いいんですけど。
えっと ここから外れる…。
ここから…。
外れると思います。
うわっ 外れた。
外れた。
(澤部)シリコン部分が。
(竹山)シリコンだね。
シリコン部分だ。
(脇本さん)まだ石膏が半分残ってますので。
で これを…。
(澤部)おお~!これでシリコン部分ですよね?
(脇本さん)はい。
この中に石膏が出来てるんですけどシリコン部分はちょっと外すのが大変なんで私が 今…。
はあ… ちょっと見せてください。
それ もう技で外さなきゃいけないって事ですね?
そうですね。
バリッて割れたら終わりですよね。
シリコンは結構 切れるものがあるんでやっぱり 気をつけて外さないと型が傷んじゃうんですね。
(竹山)あっ 型の方が?
(脇本さん)はい。
(脇本さん)じゃあ これで出ます。
(竹山)うわっ 出る 出る 出る。
(脇本さん)はい。
(一同)うわ~!
(一同)うわ~!
(竹山)きれいな…。
(澤部)ごつい人 出てきた。
これ アグリッパ?
これはですねアグリッパさんではないんです。
えーっ!?
申し訳ないんですけど…。
(竹山)アグリッパ半面を作ったんですけど…。
(澤部)別人になっちゃってる。
申し訳ないんですけど差し替えするのにもう1個 型がないんで。
ああ なるほど。
1個しかないんだ。
ああ!はい 今回 ちょっと別のもので…。
言っといてください。
我々 アグリッパだと思って待ってましたから。
(澤部)誰ですか?
この方は。
この方はカラカラ帝です。
(澤部)カラカラ…。
落語家さんですか?
お風呂。
お風呂。
お風呂で有名なカラカラ帝です。
(竹山)ホントに?
お風呂で有名なんですか?
カラカラ帝。
(脇本さん)ローマ時代の皇帝でカラカラ帝です。
(竹山)アグリッパよりカラカラ帝の方が偉いんですか?
まあ 皇帝ですからね。
より偉いです。
ああ そうなんだ。
カラカラ帝になってたか…。
そうか 型は1個しかないんです?
1人につき1個しか。
そうですね。
1つにつき今は1つしかないんで。
じゃあ 大変ですね。
アグリッパ…アグリッパ 100個くださいって言われたら じゃあ…。
(脇本さん)そうなんです。
それは とても大変で。
100回やんなきゃならない?
はい そうです そうです。
(澤部)そうか。
アグリッパ 100個はいないですか?
(脇本さん)ちょっと困りますね。
そんな人はいないですか。
でも 4個5個はねあるわけだから。
まあ そうですよね。
今日は ずっとアグリッパだよ。
(竹山・澤部の笑い)
〈美大志望の皆さんお待たせしました〉
〈試験に出る石膏像〉
やっと この時間がやって参りました。
ここからですね ちょっと受験問題 過去の問題をですねちょっと色々研究していこうかと。
過去問。
(竹山)過去問というやつですね。
過去問っていうやつだね。
まずはですね これ 東京藝大で出された問題の石膏像から。
彫刻科で 昨年 出題されたのこの聖ジョルジョの胸像ですね。
(竹山)東京藝大 彫刻科って…。
彫刻科もあるんだ。
(脇本さん)はい。
科によってそれぞれ問題が違うんです。
日本画科 なんかもやるんですか?
そうなんです。
日本画科でもこういった西洋彫刻のデッサンを…。
やるんですか?
(脇本さん)はい。
入学試験問題としてもう ずっと出題されてます。
こちらが 工芸科で出題されたマルス。
ボルゲーゼのマルスという…。
工芸科もやるんだ。
(竹山)2016年 東京藝大 工芸科の出題されたマルスです。
(澤部)マルス。
(脇本さん)そしてこちらが日本画科で出たヘルメスの胸像ですね。
(竹山)ヘルメス…。
ヘルペス?
ヘルペス?
(澤部)ヘルペス。
それ ヘルペスか。
(澤部)初めてヘルペス出来た人とかじゃないですよ。
これ なんで科によって違うんですかね?
なんか やっぱり理由があるんですかね?
いや それほど深い理由というのはないんですけれども。
まあ 前年とは違うものを出したいっていう事とあとは 美術大学で出る…試験問題で出る石膏像ってある程度 決まりきってまして。
実際に試験に出るのは20種類前後の メジャーな…試験用的な石膏像が決まっていて。
それが ローテーションで出てくるだけなんですね。
(竹山)じゃあ ここで 脇本さん何か こう 傾向と対策みたいななんか あるんでしょうかね?
なかなか 受験シーズンでこう… 受験生の方に実際 影響が出ちゃうと困りますんで…。
ここで ご紹介出来るのは石膏屋さんとして試験問題に出てほしい石膏像。
(竹山)あっ なるほどね。
あれですよね?
先に確認しておきたいんですけど東京藝大と裏で繋がってるとかないですね?
それがなければ全然 大丈夫です。
ズブズブじゃないですよね?
ズブズブだったら困るけどね。
そうじゃなければ 全然 自由に忌憚なきご意見を言って頂いて。
そういう事はございません。
じゃあ 石膏屋さんとしてどのような感じが…?
(脇本さん)これを じゃあ 取りますと…。
はい この2つなんですけども。
(竹山)誰?
それ。
(脇本さん)この右側はですねブルータス胸像。
で 左側がモリエール胸像という名前ですね。
ブルータスさんはミケランジェロの作品ですね。
左側のモリエールは18世紀ぐらいの肖像彫刻家のウードンさんが作った彫刻ですね。
(竹山)新宿に劇場が…モリエールっていうんですけど…。
そうです そうです。
それの由来は そうですね。
そういう事なんですね。
なんで この2つが試験に出てほしいのかなっていう意味では比較的 作りやすい石膏像ですね。
(竹山)えっ!?
作りやすいんですか?
それは だから 石膏屋さんとして作りやすいという…。
その理由だとちょっと変わってきますよなんか 意味合いが…。
楽っていう事ですか?
〈人気があるのは どれ?

初めてのランキングじゃないですかね?
これ 日本での。
なかなか このランキングを出したところ ないですよね。
石膏像ランキング。
(竹山)こちらです!
(澤部)ほっ!
(竹山)さあ これは?
(脇本さん)これはですねジュリアーノ・メジチ胸像といいまして…。
あっ メジチ家の?
(脇本さん)はい。
メジチ家の胸像彫刻なんですけれども。
ルネサンス期の巨匠のミケランジェロがメジチ家のために作った墓碑彫刻の一部なんですね。
(澤部)なんか… ああ…。
(脇本さん)この方はですね石膏像界一のイケメンといわれていまして。
ええーっ!?
確かに シュッとしてるわ。
玉木宏みたいな顔してますね。
(一同 笑い)
ちなみに こちらの工房ではこれ 1万8360円で売っていまして。
意外と安いね。
(竹山)そうなんですよ そんなにね手が届かない額じゃないんです。
月に… 大体ですよね?
大体 月に5体ぐらいは…。
そのぐらいは作ります。
はあ~!こちらはミロのヴィーナスの胸像です。
(澤部)ああ~!
(竹山)ああ ミロのヴィーナス!
(脇本さん)皆さんご存じだと思うんですけど。
全体像ですと 2メートル以上の大きさになっちゃいますのでお買い上げ頂きやすいような形っていう事で頭部の部分…。
(澤部)ミロのヴィーナス。
(竹山)数がですねもう 月に 大体10体ほど…。
あら 出ますね。
そのぐらい売れます。
もう ベストセラー商品でございますね。
メジチ家 置いていかれてますね。
こんなに鼻が高い人いるのかなあ?
(脇本さん)これ 古代ギリシャの彫刻である程度 理想化された美の形っていうのを 彫刻化…。
ここまでは いないよな。
(澤部)ちょっと やりすぎ…。
日本では DJ KOOがね…。
(一同 笑い)
(澤部)KOOさんの鼻に似てますね 確かにね。
こちらになります。
えっ?
えっ?
えっ?
えっ?
(竹山)「球体
(小)」というやつですか?
名前は。
(脇本さん)そうです そうです。
あっ こういうのありますねなんか こう…。
(脇本さん)幾何形体と呼ばれるんですけどもご覧頂くとわかるんですけどこの工房中に 結構 こう…。
ああ ありますね。
丸とか四角とか三角とか…。
いっぱいありますでしょう?
これ やっぱり絵を学び始める初学者の方が必ず そういう形の…形体の基礎として…。
あと 陰影を見る基礎として描かれるんですけどもその中の基本中の基本という事で球体が一番…。
(竹山)そうなんです数がすごいんです。
1日1個 出ます。
ホント?
はい。
今までは月に何本とかでしたけどこれはね 1日1個 出ます。
(澤部)すげえ。
10日で10個?
10日で10個です。
三歩 歩いて…。
二歩下がる。
よくわかりませんけど それ。
〈続いて 脇本さんがこれは売れる! と思ったのに売れなかった石膏像 ベスト3〉
こちらです。
(脇本さん)はい。
(竹山)よくわからない…。
モアイ像みたいな?
(脇本さん)はい。
これですね皆さんが よくご存じの古代ギリシャ文明っていうのが大体 パルテノン神殿なんかが出来たのが紀元前500年ぐらいなんですけど。
それよりもさらに2000年ぐらい前の紀元前3000年ぐらいに栄えた文明でキュクラデス文明っていうのがあるんです。
そのキュクラデス文明の方々が作った彫刻が割と こういうスタイルなんです。
すごい洗練された 現代的な…。
現代的ですね かえってね。
これ 彫刻をたくさん見てる身としてはとても魅力的に見える彫刻なんですけど。
いまいち 売れないんですよね。
あまりにもシンプルっていう…。
脇本さんだからちょうど一周回って…。
そうなんです そうなんです。
(澤部)脇本さんはね。
脇本さん ぶっちゃけ これ3位のキュクラデスの首どれくらい売れるんでしょうか?
大体ですね1年に1個 売れるといい感じ…。
1年に1個 売れるといい感じ。
その年は いい年だ。
そういう感じですそういう感じです。
〈ギリシャ彫刻の中でもマニアックな脇本さん入魂の一作でしたが…〉
一応 数がですねいいですか?
私が言って。
はい。
3年で0個です。
(一同 笑い)
ゼロ?
だったら 4年前は売れたのか?
って話に…。
4年前は売れたんですか?
(脇本さん)3年ぐらい前に鋳型を初めて作りまして。
作って以来 売れてない。
そういう事…。
そういう事ですね。
誰が言ったか知らないが言われてみれば 確かに聞こえる空耳アワーのお時間がやって参りました。
お相手は こちらの方です。
(2人)よろしくお願いします。
じゃあ いきましょうか。
はい。
え~ スレイヤーでございますか。
スレイヤー はい。
え~ 『ポイント』という曲です。
見てみましょう。
♪~♪~
(一同 笑い)
「SHRAPNEL FLIES DEHUMANIZE」もう1回 聞こうか。
言ってるよこれ そろばんって言ってる。
♪~あっ 言ってるねえ。
そろばんに…。
そろばんに 怯むな!言ってるね これ。
言ってます。
でも まあ こんなもんですね。
はい。
次 いきましょう。
はい 続きましてジューダス・プリースト。
『リヴィング・アフター・ミッドナイト』。
♪~
(一同 笑い)
そりゃ怒るわ。
そりゃ怒るわ…。
「LIVING AFTER MIDNIGHT」リビン アフタ ミンナイ。
アフタ ミンナイ…。
聞こえるね。
リビン アフタ ミンナイ…。
もう1回 見てみましょう。
♪~
(一同 笑い)
言ってるね。
かっこいいですね。
冷麺!
(2人)温めんな!これ面白い…。
これです。
はい。
これの これ…。
(笑い)
サービスですね。
じゃあ 次 いきましょう。
はい 続きましてはアット・ザ・ドライヴインの『スリープウォーク・カプセル』という曲でございます。
見てみましょう。
♪~
(一同 笑い)
「DON’T SWEATTHE HEMORRHAGING GLANCE」へえ…。
へえ~?
これ 聞こえる?
もう1回 聞いてみようかな。
「DON’T SWEAT」…。
♪~言ってるね! 言ってるね!一言 謝ってくれ!面白い これ。
やりました。
皆さん方もどんどん探して送ってください。
宛先は こちらです。
お待ち申し上げております。
〈脇本さんが売れると思ったのに売れなかった石膏像ベスト3〉
〈堂々の1位こちらです。〉
あれ?
きれい きれい きれい。
これ 一番 素人が手ぇ出しやすいじゃないですか。
中途半端に庭に置いてあっても…。
ガーデニングのねちょっと横にね…。
よく見るような感じ。
壺を持ってそこから水出てるタイプのね…。
これ なんで…?
(脇本さん)こちらはですねプシュケ坐像っていいましてプシュケっていうのはギリシャ神話に出てくる登場人物なんですけど。
18世紀の宮廷彫刻家のエティエンヌ=モーリス・ファルコネさんっていう人がいてその方 フランス革命前夜のフランス王朝ではとても有名な彫刻家さんでナンバー1っていえる彫刻家なんですけども。
これが…。
なんでですか?
(脇本さん)これはですね多分 私が考えるにはこれ やっぱり座ってる彫刻っていまひとつ 評価としてはちょっと低めに出ちゃう。
あっ そうなんですか?
(竹山・澤部)へえ~!やはり 女性像でも立ち上がってる方がボリュームが出るのと…。
(澤部)あっ そうですか?
(脇本さん)ちょっとゴージャスに見えるのかなっていうふうに考えてまして…。
ちなみに売れた数も 脇本さんから言ってもらっていいですか?
どれくらい売れたんでしょうか?
これは 4年間で…。
ゼロ。
4年前に型を作ったんですよね。
そうなんです。
4年前に鋳型を作ってからまだ反応がないんでだいぶ がっかりしてる…。
(澤部)なんでだろうな?
(脇本さん)お値段が やっぱりだいぶしますので…。
(竹山)3万2400円。
それでですねやっぱり 不思議な疑問が残るじゃないですか。
これ 売れるだろうと…。
そこに 脇本さんもどうも気づいたみたいでですねこれは このままじゃいかんと。
どうしても こいつを売りたいと。
こんなに人気商品になるべきものだという事で40パーセントオフセール中でございます。
相当だね!結構…。
この値段からでいいんですね?
3万2400円から40パー引いていいんですね?
はい そうです。
結構 勇気いりました?
その決断は。
40パーいこうっていう。
なんとかお嫁にいってほしいという…。
ハハハ…! そうですよね。
でも もしかしたらこの番組 オンエアのあとにこれよりもさっきの球体が めちゃくちゃ売れたらごめんなさい。

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