Plugable USB C/Thunderbolt3 NVMe SSD ケース+WD Blue NVMeで速度を測ってみる

PC

Plugable USB C NVMe SSD ケース、USB 3.1 Gen 2(10Gbps)対応、USB-C または Thunderbolt 3 搭載システム用、M.2 NVMe SSD用 を買って使ってみたよって話。
▼買ったのはこれです。


以前からNVMeのSSDの外付けのThunderbolt3のケースが気になって仕方なかったのですが、2万円くらいと異様に高い。SSDよりも高いケースなんて買うわけないじゃん。
さらに手持ちのメインPCはLGのgramでThunderbolt非搭載、USBも5Gbpsまでのモデルのため、高速化の恩恵をうけることができないから、ただ見てるだけでした。

アマゾンの物色中に気になるThunderboltのNVMeのケースを発見

過去に何度か製品を買ったことがあるメーカーでPlugable製のThunderboltケース、40Gbpsではなく、10Gbps止まりの速度ですがお値段は約6000円。
Thunderboltに対応したNVMeのケースの中ではダントツの安さ。
SSDのケースに6000円は高いけど、NVMeのSSDが1つ使わずに宙に浮いていたため、買ってみることに。
NVMeのSSDは買ってはみたが使っていなかったWD Blue SN500 NVMe WDS500です。


WD Blue NVMeは以前買ったWD Blackの弟分で、Blackの最大転送速度が約3GB/秒(PCIe Gen3 x3)に対して、1.5〜1.7GB/秒程度(PCIe Gen3 x2)に転送速度が抑えられたモデル。
その分価格は抑えられているが、SSDの書き込み寿命を表すTBWは500GBモデルで300TBと上位機種と同等、転送速度はSATAのSSDと比較すれば3倍近く高速なSSDです。
NVMeに対応したPCを持っていて、安価に高速化をしたいというニーズにぴったりなSSDです。
で、とあるPCに乗っけて使おうと思ったら、下調べが甘くてNVMe対応じゃなく、認識しなかったため、宙に浮いた状態でした。
前置きが長くなりましたが、上記の組み合わせで手持ちのLG gramでどのくらい速度が出るか試してみます。
比較対象はSATAのCrucial BX500+USB 3.0のケースです。

Plugable USB C/Thunderbolt NVMe SSD ケースを開封


▼本体、説明書、ケーブル、ネジ代わりのゴムとテープです。
底面のスイッチをスライドさせて、ロックを解除してケースを開けます。

▼開けるとSSDを装着する基盤が現れます。

一番一般的な2280サイズのSSDを装着するネジの位置に固定用のゴムが予め装着されていたので、付属のゴムとテープは使いませんでした。
▼コネクタにSSDを刺して、ゴムを外側にずらしてSSDのネジ固定部に合うように固定します。
▼ツールレスで簡単に装着できました。

今度は分解時とは逆の手順で、スイッチをスライドさせて、ケースにはめ込みます。
このときSSDの基盤に接触しないようにゆっくりと慎重にはめ込みます。

LG gramにつなげて転送速度をチェックします

ベンチマークをするPCはLG gramでUSBの上限速度は5Gbps止まり、電源をUSB Cでとっている関係で、付属のUSB A-USB Cケーブルでどのくらい速度が出るのか試します。
Crystal Disk Markを立ち上げて、1GB×3回で計測すると40MB/秒をマーク!遅い、尋常じゃなく遅い。
ケースがSSDが故障してるのかと思いましたが、この速度はUSB 2.0にありがちだということに気づき、付属のUSBケーブルを疑う。ケーブルのコネクタは青いのでUSB 3.0っぽいが、怪しい。
▼OricoのUSB HDDケースに付属していたUSBケーブルで試すと450MB/秒オーバー。

やはり付属のケーブルはUSB 2.0仕様でした。私の予想だと、ケースが10GbpsのUSB 3に対応しているなら、500MB/秒に限りなく近い数字が出るのではないか??と予想していたのですが、残念。理論値の8-9割くらいが限界の様です。
SATAのSSDは内蔵してベンチマークをかけていることがほとんどで、520〜560MB/秒が限界値だと思います。10GbpsのUSBケースで500MB/秒以下だとSATA-USB 3.0のケースに入れてベンチマークをしたら、NVMe SSD+10Gbps&Thunderbolt3の外付けSSDのメンツは丸つぶれじゃないか?と思いました。
で、比較的安価なCrucialのBX500をOricoのSATA-USB 3ケースに入れてベンチマークです。



シーケンシャルはなんでかSATAのSSDの方が速い。となるとNVMeのSSDとケースはコスパがとても悪い。
10Gbps対応のUSB 3.1以降が搭載されているPCでないと本領発揮できないと思われます。

Thunderbolt搭載のPCでPlugable USB C NVMe SSDケースをベンチ

LG gramのUSB 3端子は5Gbpsまでしか対応していないので、Thunderbolt3搭載のIntel NUCで再度ベンチを取ります。
Thunderbolt 3のケーブルはWavlinkという聞きなれないブランドの製品。





Thunderbolt 3に対応しているケーブルです。
NUCはBOXNUC8I3BEK。Core i3-8109UでNVMe SSD対応で、サクサク動作、4Kのテレビにもぴったりのモデル。


ベンチマークはSSDの寿命を縮めるので、1GBで測定しましたが1GB/秒超え。
Thunderbolt 3は40Gbpsまで対応していますが、このケースは10Gbpsまでの対応、SSDは読み書きが1.5GB/秒くらいの性能なので1GB/秒くらいが性能の上限値の様です。
Plugable USB C/Thunderbolt NVMe SSD ケースは10Gbps対応で、1GB/秒超え、6000円弱の値段を考えればかなりいいと思います。
40Gbpsに対応しているThunderbolt NVMe SSD ケースは2万円と高すぎなので、コストと速度のバランスが取れているPlugable USB C/Thunderbolt NVMe SSD ケースはなかなか良いと思います。
Thunderbolt3を搭載しているPCをお持ちでしたら、買っておいて損はないと思います。


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