2018年の春に買った軽量PC、LG gramのSSDをIntelの760pより高速なウエスタンデジタルのBlackの500GB WDS500G2X0Cに再度換装してみた。
LGのgramに搭載されているSSDはM.2のSATAタイプで、NVMeのSSDの方が断然高速なので、購入と同時にIntelの760pの256GBのモデルに換装しました。
当時(といっても、7か月くらい前)は250GBクラスのNVMeのSSDは1万5千円から2万円くらいして、中でもIntel製の760pは一番手ごろで、当時選択肢に上がっていたSamsungのEVO960とリード性能はそこまでスペックの差がないのに安かったので迷わず購入をしました。
その後10/31から11/4までamazonのタイムセールがあり、NVMeのSSDの値段が11/1の午後に下がっているのに気づいて、狙っていたSandiskのExtreme Proの500GBと兄弟モデルのWD Black NVMeの500GBが18000円を切るまで下がっていました。
500GBクラスのNVMeのSSDは2万円を切ったら買い時かな?と思っていたので、タイムセール中のポイント還元が背中を(強烈な蹴りのような)後押ししたこともあり、めでたく購入です。
※Extreme Proの方が少しだけ安かったのですが、気付くのが遅れて在庫切れ、WD Black NVMeの500GBを購入しました。
Intelの760pはSATAのSSDから乗り換えたので、とても早くてほとんど不満がない状態だったのですが、SamsungのEVO970とExtreme Proのレビューやスペックを見てみると、Intelの760pよりも高速だったので次買うならどちらかだなと思っていました。ちなみにEVO970はWD Black NVMeよりも若干書き込み速度が劣り、より発熱が多く、値段が1000円高かったのでWD Black NVMeを購入。
NVMe SSDは250GBクラスは1万円切り、500GBクラスは2万円切り
初めてNVMeのSSDを購入するのであれば、250GBクラスは価格が安い760pがオススメ、1万円以下で高速環境を手に入れられます。WD Blackは250GBクラスの中でも高速です。
500GBクラスを購入する場合は、迷わずWD BlackかSandiskのExtreme ProSSD がよいです。この2つは同一製品といっても問題ないくらい同じ仕様です。
今回は載せ替えなので、新しく買ったWD Black NVMeとIntel 760pのスペック比較です。※容量が大きい方が性能が高いので、760pの512GB版の値も載せます。
メーカー | WD | intel | intel(参考値) |
シリーズ | BLACK NVME | 760p | 760p |
容量 | 500GB | 256GB | 512GB |
型番 | WDS500G2X0C | SSDPEKKW256G8XT | SSDPEKKW256G8XT |
連続読出 | 3400MB/秒 | 3210MB/s | 3230MB/s |
連続書込 | 2500MB/秒 | 1315MB/s | 1625MB/s |
4Kランダム読出 | 41万IOPS | 20.5万IOPS | 34万IOPS |
4Kランダム書込 | 33万IOPS | 26.5万IOPS | 27万IOPS |
MTBF | 175万時間 | 160万時間 | 160万時間 |
TBW | 300TB | 144TB | 288TB |
保証期間 | 5年間 | 5年間 | 5年間 |
価格 | 17800円 | 8300円 | 16900円 |
WD Black NVMeとIntel 760pの性能差はが大きいのは書き込み速度で、256GB版のIntel 760pは1315MB/s、WD Black NVMeの500GBは2500MB/秒で倍近い差があります。
そのほかは4Kのランダム読み書きの速度も向上しています。
容量が250GBクラスは500GB/1TBクラスと性能を比べると低い傾向にあります。
現時点で購入するのであれば、性能と価格のバランスがいい500GBがベストバイだと思います。
Intel 760p VS WD Black NVMe
実際のベンチマークの値は下記ですが、ドライブのプロパティでコンテンツにインデックスをつけるにチェックを入れたまま使っていたので、両SSDともチェックを外してからベンチを取りました。
▲プロパティのインデックスを付けるのチェックを外すの図、チェックを入れっぱなしにしているとSSDの寿命を縮めます。
Windows10がインストールされた状態のノートPCでのベンチマークなので、ニュース媒体に出ているような新品、データ空っぽのベンチマークよりは速度が落ちると思いますが、より実際の使用に近い数値です。
▼まずはintel 760p 256GBのベンチ。
▼WD Black NVMeのベンチ。
一部4kの書き込みを除いて高速化、書き込み速度は大幅アップです。
▼Cドライブのプロパティのインデックスを付けるのチェックを外す前に以前取ったIntel 760pのベンチマーク。
▼上と同じだけど比較しやすくするためにチェックを外したベンチをもう一度
同じSSDとは思えなくらい性能が伸びています。
Cドライブのプロパティのインデックスを付けるのチェックを外すだけでシーケンシャルリードとライトが400MBも伸びています。
めでたくリードは3GB超え、ライトは1GB超えです。
OSが入った状態でこの速度なので、Intelの760pもかなり健闘をしていましたが、WD Blackの書き込み速度の上2つはダブルスコアなので、交換してよかったなと思っています。
LG gramはM.2スロットが2つあるので、SATAのM.2 SSDと2枚同時刺しで使っていましたが、500GBなら容量が足りそうなのでNVMeのみの運用に変更しました。
LG gramを買う時はM.2スロットが2つある!これなら大容量ストレージを安価に実現できると思っていましたが、SSDを2枚刺すデメリットもあることに気付きました。
それは何かというと、消費電力です。外出時に持ち歩いているので、少しでもバッテリーの持ちをよくするには1枚の方が有利じゃんという当たり前のことにやっと気づきました。
SSDを1枚にしてからバッテリーの持ちが良くなったとは感じませんが、僅かかもしれませんが改善されているのは確実なのでしばらくこれで様子を見てみようと思います。
SSDの交換と「プロパティのインデックスを付けるのチェックを外す」を同時にやったので双方が影響していると思いますが、iTunesの反応が少しだけよくなりました。
iTunesの起動がおっそいから爆速になるかなーと期待していますが、ちょっとだけ速くなったような、ならなかったようなという感じです。
ストップウォッチで各アプリの起動時間を調べようかと思いましたが、現状最速に位置するSSDとCore i5 8250UのPCなので速いはずだよと自分に言い聞かせて、以前買ったDesk Mini110のSSDもWD Blackに変えようかなーと良からぬころを考え始めるくらい、WD Blackはいいです。
NVMEのSSDに2019年モデルが追加されました。値段にもよりますが、これから買う場合は下記の2機種がオススメです。
コメント
はじめまして
LGgramを購入しようといろいろググっていたらこのサイトに行きつきました。
ご指導いただけると幸いです。
メモリはLGサイトで確認すると最高16GB(+8G)とありますが、それ以上差して認識OKとの記事を見かけます。
問題ないものなのでしょうか。
また、SSD増設についてですが、おすすめの「WD 内蔵SSD M.2-2280」にしようと考えております。
2枚目を差して、基SSD→新SSDへOSクローン作成とはいかないのでしょうか。一旦USB経由?
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
メモリは16GBのモジュールを載せれば合計24GBで認識すると思いますよ。
私も当初は16GBを載せようと思っていましたが、価格の問題で8GBにしました。
16GBのモジュール載せる場合はオンボードの8GBと16GBモジュールのうち半分の8GB、合計して16GBがデユアルチャンネル動作するみたいです。
SSDはオンボードでもコピーできると思いますが、試していません。
先にコメントと同じ内容になりますが、私は両方にOSを入ったままMAINに接続しているのが気持ち悪かったので、外付けUSBケースを買ってクローニングしました。
OSが両方のSSDに入っていた場合、デュアルブートになるのか、バグって起動しなくなるのか興味がありますが、毎回起動ディスクの確認画面が出たりしたら元に戻せなくなりそうなので、、、
私はいつか16GBモジュールを載せようと思っていましたが、私の使用用途では合計16GBでも十二分なので、このまま使っていこうと思います。