ガイアの夜明けバターの闇(3) 新たな戦い MMJ vs 農協系指定団体 (2018/8/14)

テレビ番組

MMJと取引したら…企業が手を挙げない“理由”とは?

日本国内では長年、酪農家が生産した生乳の流通は、そのほとんどが国の制度に従い、農協系の団体が運営する「指定団体」という組織が担ってきた。
それに対して、「生乳の自由な流通」と「酪農家の収入増」「消費者へより安い乳製品の供給」を目指す茂木修一さん率いる「MMJ」(ミルク・マーケット・ジャパン、群馬県伊勢崎市)は、北海道の酪農家たちに、指定団体ではなくMMJに生乳を出荷するよう呼びかけていた。
自分の判断で自由に酪農経営を行いたい若手を中心に、MMJへの生乳出荷は順調に増加していたが、一方で、問題も。
その生乳を買い取って乳製品を作るメーカーが、「ある存在」を恐れて、なかなか現れなかったのだ。
営業活動の末、とある企業がMMJの生乳を買い取ってくれることになったが、その企業に対して、農協系の団体から“通告”が。
それは企業の将来も左右する、深刻なものだった…。

日本とEUが署名したEPA 経済連携協定 バターは対象外

人だかりができている店がありました。ショーケースに並んでいたのは…。
さまざまな種類のチーズです。これは ソフトな口当たりのカマンベール。
こちらは ハードタイプのミモレット。パパイアを乗せた デザート向けのチーズも…。
これらは すべてフランス産です。
めっちゃ おいしい もう。
実は これ無料でチーズが食べられる7日間限定のイベント。
仕掛けたのはフランス乳業団体のローラン・ダミアンさん。
なぜ こんなイベントを開いたのか?
7月 日本とEUが署名したEPA 経済連携協定。EUから輸入する食品や工業製品などにかかる関税の9割以上が撤廃されることに…。
ダミアンさん それに先駆けてフランスの乳製品を日本に売り込みに来たのです。
ところが…。今回のEPAで…。バターは なぜか ほとんど据え置き。高いままです。
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日本で買うと 2,200円します。他のバターも4倍以上の価格に。
一方国産バターは200g 435円。10年ほどで約4割高。更に 過去に何度もバター不足が起きています。
斎藤 健 農林水産大臣は…。
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政府は 「バターは十分足りている」と言います。
しかし 現場では…。

街のパン屋ではバター高に困惑 入手しづらくなっている

今日は千葉県は習志野市にやってきました。
国産のバターを使った人気のパン屋さんがあるということなんですがこちらですかね。
ちょっと行ってみましょう。大きいパン屋さんですね。
< こちら ピーターパン 奏の杜店。商品開発担当の藤居さんにお話を伺いました>
すごい人気のパン屋さんということですけどもいろいろありますね。
はい。 当店の…。この3つが人気商品になってます。
あ~ そうですか。その中で国産バターを使ってるというパンというのは…。

結構やっぱり このへんはバターを大量に使うパンなんですか?
そうですね はい。
ほう おいしそうですね。
こちらになりますね。
で もう ホントに中に包んでもう あとは こう…こういった形になります。
あ~ ホントだもう ここで形ができてる。
なるほど なるほど。
ちょうど焼き上がりましたのでめし上がっていただきたいと思います。
また きれいな感じで焼き上がりましたね。
じゃあ いただきます。 うん。
おいしいです。
ハハハハ ありがとうございます。
確かに 今目で見ちゃいましたけどあれだけのバターが入ってるとバターの味が70パーセントくらいバターを感じますね。
そうなんです。
かなりの量を1日に使いますね。
そうですね人気商品になるので…。

国産バターが ちょっと最近なかなか手に入りづらいという話を聞きますけどそのへんは どうですか?

うちとしては…。なかなか やっぱり…。

なるほど はぁ~。
パン屋さんのほうは やっぱり業務用の方は 結構困ってる方は多いということですね。多いと思います。

国産バター不足の原因の1つはホクレン等の農協系指定団体

なぜ 国産バターは 高くて足りないのか?
農協系のホクレン。バターの原料生乳の半分以上を扱っています。
以前の取材でホクレン職員から こんな発言が…。
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バター不足が起きてもかまわないともとれる内容が大きな議論を呼びました。
そして バターの原料生乳を作る酪農の現場では…。
2年におよぶ取材から見えてきたのは…。自由な取り引きをはばむ高く厚い壁だったのです。
自由な取り引きを求めた代償はあまりに大きかった…。
ついに生まれた このバターニッポンの常識を変える!?
農家も消費者も幸せにする新たな仕組みが動き出す。

酪農家が生産した生乳は「農協系の指定団体」に買いとられ各乳業メーカーに卸される

酪農家が生産した生乳はどのようにして 私たち消費者のもとに届くのか。
そこには長年にわたる流通の仕組みがありました。
指定団体と呼ばれるところに買い取られます。
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そこから各乳業メーカーに卸されます。
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そして この生乳を各メーカーが牛乳やバター、チーズなどに加工し 私たち消費者のもとに届くという流れです。
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この指定団体全国に10あるのですが、運営しているのはすべて農協系の組織です。
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結果的に生乳の生産流通量の96パーセントは農協系の指定団体が独占しているのが現状です。
この状況に風穴を開けようとしているのが…民間の卸売り会社 MMJミルク・マーケット・ジャパンです。
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MMJは 指定団体よりも生産者から高く生乳を買い取り メーカーには逆に少しでも安く卸しています。
実は 今年4月法律が改正されて先ほどの流通の流れが変わり自由化へと動き出しました。
「ガイア」では2年にわたって自由な流通を求める酪農家たちの姿を追い続けています。
この流れが 彼らに いったい何をもたらすのでしょうか?

農協系の指定団体が酪農家を締め付けている?

MMJ ミルク・マーケット・ジャパンの社長茂木修一さん。
質の高い生乳を生産する酪農家から直接 買い取っています。
MMJの売りは 高値での買い取り。現在 キロ およそ 102円。
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一方 指定団体 ホクレンの買い取り価格は手数料などを差し引くとキロ およそ 96円。その差は 6円あります。
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出荷先をMMJに変えるだけで売り上げが 数百万円から数千万円 アップするのです。
住宅街にある建物の一角にMMJの本社があります。一間だけの質素なオフィスに社員は 4人。
茂木さんが MMJを立ち上げたのは16年前のことです。
酪農家の仲間たちが経営難で 廃業していく姿を目にしたのが きっかけでした。
指定団体 ホクレンはおよそ 2,000人の職員を抱える巨大組織。
それに比べ MMJは…。
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ここにも MMJに生乳を出荷する酪農家がいました。
3人の子を持つ福田さん。10年前 脱サラして酪農の世界に飛び込みましたがここまで 苦労の連続でした。
2年前のこと福田さんは 生乳の出荷先をホクレンから MMJに変えたいと思い地元の阿寒農協へ相談しに行きました。
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MMJへの出荷をめぐって阿寒農協の野村宏組合長と対立することに…。
賦課金とは農協が 組合員に課す負担金。
組合長は 福田さんが農協に出荷しなくても生乳1キロあたり50銭を支払うよう通告してきたのです。
その額 年間およそ 120万円。

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そこに スーツ姿の福田さんの姿が。訪ねたのは ここ公正取引委員会です。
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阿寒農協が課した賦課金の是非を国に判断してもらおうというのです。
そして 10月公正取引委員会に動きが…。
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福田さんに課した賦課金が独占禁止法で禁じられた優越的地位の濫用にあたるおそれがあると阿寒農協に 注意したのです。
結局 阿寒農協は 賦課金の徴収を一時停止しました。

福島県 福島市の福島乳業に農協系の指定団体が強引な債権回収

その頃 MMJの生乳を買った地方の乳業メーカーにも巨大組織の圧力が…。いったい 何が起きたのか?
去年 12月 福島県 福島市。ここは1970年創業の福島乳業です。会長の岩澤俊夫さん。
起死回生の一手が質の高い生乳を扱うMMJとの取り引きでした。
福島乳業は 原料を東北の指定団体東北生乳販連から買っていました。
更に MMJからも質の高い生乳を買ってブランド商品を作ろうとしたのです。
MMJの茂木さんが やってきました。
お疲れさん。 はい ご無沙汰。
ご無沙汰してます。
福島乳業は すでに MMJが扱う北海道の生乳を使ってヨーグルトの生産を始めていました。
うまい。
そして もう1つ 計画が…。
3月からMMJの質の高い生乳を使い北海道産ブランドの牛乳を売り出すというのです。
社運をかけた新商品。しかし…。
事の発端は 2年前岩澤さんが 地元の新聞に「MMJと取引したい」と話しました。
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すると 生乳を買っていた指定団体の態度が一変したというのです。
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返済を猶予してもらえないか相談したところ…。
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去年 2月債権譲渡担保権設定契約書にサインを求められたのです。
福島乳業は スーパーなど152の取引先に乳製品を販売しています。
契約は そこからの売上金を指定団体が担保にとることができるというものです。
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これに サインすることで借金の返済を猶予してくれると言われたといいます。
しかし 3か月後…。東北生乳販連は突然 この文書を福島乳業の 152の取引先に 配布。
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そのすべてから借金の返済として売上金の回収を始めました。
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福島乳業に金が ほぼ 入らなくなり資金繰りが急速に 悪化していったのです。
年の瀬が 押し迫った 12月22日。岩澤さんがやってきたのは…。
東北生乳 販連高橋専務を訪問。
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福島乳業は 東北生乳販連に毎週 前払いで 生乳の代金およそ 300万円を払っていました。
いつも多めに納めていたので1,200万円ほどがたまっていたのです。
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岩澤さん それを返してほしいと頼みました。
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1時間足らずで岩澤さんが出てきました。
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今年 5月。突然 福島乳業と連絡がとれなくなりました。工場に向かうと門が閉じられています。
工場は閉鎖され 従業員は全員解雇されたというのです。改めて岩澤会長に連絡してみます。
呼び出し音 留守番電話に接続します。
つながりません。
そこで 東北生乳販連の高橋専務に話を聞いてみると…。
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ところが 企業の債権回収に詳しい専門家は東北生乳販連のやり方に疑問があると言います。

これが 契約締結が平成29年の2月の14日…。
これに対して各取引先に送付されたのが3か月後の5月23日というふうになっています。
原さんが指摘したのは担保権の契約から回収の実行まで3ヵ月という点。
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事実を確かめるため東北生乳販連の高橋雅典専務に直接 聞いてみると…。
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高橋雅典専務は反論するものはないとだけ答えて去っていきました。
8月8日新橋、4か月ぶりに福島乳業の岩澤さんと連絡がとれました。
(スタッフ)お久しぶりです。お元気ですか?
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工場の再建に向けて 資金集めに奔走しているといいます。
一方、北海道阿寒町。自由な取引を求める酪農家と農協組合長が対立していました。
組合長への反発から福田さんに続いてさらに7件の農家がMMJに出荷を始めたのです。
今年 3月 その動きが更に 加速しようとしていました。
MMJの茂木さんと酪農家の福田さんがそろって 向かった先は…。
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4月から 出荷先をMMJに変えたいと考えていました。
そうですね。
実は 半世紀以上 続いた生乳の制度がこの4月 法改正で変わることに。
これまで 全国に 10ある農協系の指定団体だけが生乳を卸売りする団体だと国が定めていました。
それが 今回 MMJも指定団体に並ぶ事業者として国から認められたのです。
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宮高さん国のお墨付きがあるならとMMJに出荷先を変えようとしていました。
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3月6日、宮高さん 阿寒農協を訪ねました。組合長と話しにきたのです。
茂木さんと福田さんもMMJに出荷する人を増やそうと同席します。
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しかし…。法改正で制度が変わっても組合員の求めに応じて農協が出荷先を変えることはないと いうのです。
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結局 組合長は販売規程を理由に高く売れるMMJに出荷したいという要望を拒否しました。
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そのあと昭和38年に制定されたという阿寒農協の販売規程を調べてみると…。
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「原則として系統機関」つまり ホクレンに委託すると定められているものの「系統機関外に販売するときは…」とホクレン以外に売ることもできると書かれていたのです。
だって…。
このことについて阿寒農協の組合長に取材を申し込むと弁護士から文書で回答が届きました。
そこには 「販売業務規程上あくまで できるとされているだけであって阿寒農協が組合員の希望に従い系統機関以外の販売先と出荷契約を締結する義務はございません」と書かれていました。
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結局 宮高さんはMMJに出荷することはかなわなかったのです。
そこで 阿寒農協の上部組織JA北海道中央会に話を聞くため札幌にある本部へ。
ディレクター:テレビ東京の 『ガイアの夜明け』でお伺いしたんですが今日 定例記者会見があるということで…。
この日は地元のメディアだけに向けた定例の記者会見だと言います。
この人が JA北海道のトップ 飛田稔彰会長。
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ディレクター:ちょっと 質問させていただきたいと思いまして。
JA北海道:それは なし。
ディレクター:入らせていただけませんでしょうか。
後日 改めて飛田会長に阿寒農協の対応についてインタビューを申し込むと…。メールで回答が…。
そこには 「番組の趣旨と質問の意図について理解しかねるため回答は 控えさせて頂きます」とありました。
一方 値段が上がり続ける国産バター。
世界のバターを知り尽くしたプロたちも…。
安くて おいしいバター作りを目指すMMJの茂木さん3年がかりで ついに…。
ホテルの会議室に現れた外国人の一行。
MMJの茂木さん酪農先進国のデンマークやオーストラリアから専門のコンサルタントを招いていました。
普通に買える国産バターはこの大手4社の製品だけ。
国産バターの味は どうなのか?
専門家に試食してもらいます。品質は 上々の評価ですが…。
実は 日本のバターの価格は主要国で いちばん高いのです。
この日 茂木さんは MMJの本社に北海道から福田さんを呼んでいました。
見ていたのは 工場の完成予想図。
MMJが 自らバター工場を建設するというのです。
国内のバターの製造コストは生乳1kgあたり23円。
ヨーロッパの最新の機械なら製造コストを10円にまで下げられるといいます。
機械の選定をしていけば[外02]
冷蔵庫から茂木さんが取り出したものは…。
MMJの生乳を使った バターでした。
あるメーカーの協力で試作品を作ってもらえたのです。
自社工場の稼働は 3年後ですがすでに商品名を決めていました。
「北海道デイリー みんなのBUTTER」。
茂木さんと福田さんがやってきたのは江口さんが訪ねたあの人気ベーカリーです。
今日は ありがとうございます。いえいえ。
ここで MMJのバターの試食販売をさせてもらえることになったのです。
この日 用意したのは有塩バターと無塩バター[外02]
早速 茂木さん 客に声をかけます。
(茂木さん)よろしかったら[外02]
主婦も驚く値段…。
いったい いくらなのか?
規制にとらわれないバターを初めて作った MMJの茂木さん。
千葉の人気ベーカリーでバターの試食販売をさせてもらえることになりました。
今回の値段は100グラム 税別150円に。
大手の国産バターだと100グラム およそ250円。
100円は 安くなりました。
パンにバターをたっぷり塗っていよいよ試食販売開始です。
いらっしゃいませ。
え~ バターだって。
ぜひ。
はい いただきます。
あっ おいしい。
(茂木さん)そうですか。
おいしいです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
買ってくれました。
バター好き!
いただきます。
子どもたちにも大好評。
よろしかったら 価格も一生懸命頑張っていますので。
値段の安さに 思わず手が…。
(茂木さん)ありがとうございます。
次々に売れていきます。
ありがとうございます。
この日 用意した90個はあっという間に完売。
農家の所得は 増え消費者は 安いバターが食べられる。
規制の壁を越えた日本の新しい農業が始まります。
日本では 以前から巨大な規制で生産者を守ることが国内の農業を強くし消費者のためになるとされてきました。
しかし 今農業に携わる人の数は 減り農家の収入も大きく改善してるとは言いがたい現実に直面しています。
今後貿易の自由化が世界的に進み海外から安い商品がもっと たくさん入ってくるようになります。
長年続いている規制で守り続けることが本当に日本の農業や消費者のためになるのか。
「ガイア」では この問題を追い続けていきたいと思います。

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