タモリ倶楽部 みうらじゅんの『絶対くるブーム』![前] (2020/7/10)

タモリ倶楽部 2020年

ナイブームとはもう言わせない!みうらじゅんの『絶対くるブーム』

日本で最も不要不急の男、みうらじゅん。
いくつものマイブームを生み出した栄光の影には、うんともすんとも言わなかった「不発ネタ」があった。
今回は、絶対にくる新作のブームが溜まったということで、本当にブームがくるのか徹底検証!
◆出演者:タモリ
◆ゲスト:みうらじゅん、カズレーザー(メイプル超合金)
◆ソラミミスト:安齋肇
<2020/7/11 0:20 テレビ朝日>
タモリ:毎度おなじみ 流浪の番組『タモリ倶楽部』でございます。
タモリ:最近は このステイホームとかで 家でできる事が 色々 流行りましてその中でも パン作りが 一つのブームに なってきてるようです。
カズレーザー:いや それどころじゃないんですよ タモリさん。
タモリ:何? どうしたの?
カズレーザー:なんか 素性のわからないおじさんが テレ朝に大量の荷物を 送りつけてきたという…。
タモリ:それ? 誰だ?
カズレーザー:こちら えー… 「東京都新宿区 みうらじゅん」 って書いてありますね。
(一同 笑い)
みうらじゅん:どうも あの… インドから送りつけた荷物は 届いてるでしょうか?
カズレーザー:これが…。
タモリ:どなたでしょうか?ヒゲのない人だったら 私 よく知ってるんですけどね。
カズレーザー:晩年のジョン・レノンじゃ ないんですよね?
みうらじゅん:これ。 あっ ちょっと 今 インドで 修行期に入りましたんで 僕。
タモリ:インドに そんな後ろの人形なんか いるわけないでしょ?
みうらじゅん:あっ これ いつも… 僕の秘書なんで。 ちゃんと密は避けて マスクはしてますんで大丈夫です。
タモリ:ハハハッ ホントだ。 ハハハハッ…。
カズレーザー:これ 何を送りつけてきたのか…。
タモリ:何を送ってきたの?
みうらじゅん:4年ぐらい前ですか? あれ。 ナイブームっていう企画で 『タモリ倶楽部』さんで やらせて頂いたっていうか。
タモリ:ああ やりました。
みうらじゅん:このブームは絶対こないだろう っていう 何か上から目線で 呼びつけられたんですけども…。
タモリ:全然こなかったやつだね。
みうらじゅん:いや きてないとは 言えないんじゃないかと思って。
タモリ:あっ そう?
みうらじゅん:4年ぐらい経ちましたんで オリンピックと同じように また送らせて頂いた という事なんで。 第2弾ですね これ。
タモリ:しかも 多量にあるね これ。
カズレーザー:これ とんでもない量 なんですよね。 これ 全部そうなんですか? これ 全部 もう確実にくる?
みうらじゅん:くるかこないかは そちらで判断して頂いた方が…。
カズレーザー:えっと ちょっと くるやつだけに 絞って頂けませんかね? 量が えげつないんですけど。
▼日本で一番不要不急な男、みうらじゅん。
マイブームを始め いくつものムーブメントを 生み出した栄光の陰には うんともすんとも言わなかった 不発ネタの数々があったのです。
本人は まだきてないだけと言い張るそんな微妙なネタを ナイブームの名で取り上げてから4年、今回 新作がたまったから どうしても見てほしいと インドにいると言い張る みうらから 新宿区の伝票で 大量の荷物が送られてきたので やむを得ず開封、本当にブームがくるか 検証していきます。
カズレーザー:さあ という事で 今回は やむを得ず 荷物を一つずつ 開封していこうと思います。貴重品だと伺っておりますので 我々も ちょっと 白手袋の方をしておりますが。 さあ 今回 絶対にブームになるやつ もう自信作が揃ってらっしゃると 伺っておりますが もう 一人でも この中で飽きてしまったり ちょっと 温度が下がってしまったら もう その時点で この企画終了 という事になりますので ぜひ みうらさん ちょっと 熱意を持ったプレゼンを お願い致します。
みうらじゅん:飽きるとかは ないと思います それは。 うん あの… 謎があるから そこには全て。
カズレーザー:はい。
みうらじゅん:そこを究明するだけでも 時間食うと思うんで。
タモリ:まあ 見ていきましょうか。
カズレーザー:はい。 じゃあ まず 最初の箱…。
タモリ:この第1… ナンバーワンの箱です。これでいい…。お~?ああ~! 何? これ。
カズレーザー:めちゃくちゃ 入ってるじゃないですか。
みうらじゅん:冷蔵庫に貼るマグネット っていう事で…。 これですね。 はい 冷マ。
カズレーザー:いや 実家の冷蔵庫に 山ほど貼ってありますよ。
タモリ:えっ!? ホント?
カズレーザー:とんでもない量ありますけど。
みうらじゅん:それね 2000枚あると思いますね。
タモリ:重いよ! これ。
▼冷蔵庫につける マグネット仕様の販促アイテム 冷マ。
迷惑な事に 2000枚ものコレクションが送られてきたのです。
みうらじゅん:重い上に ちょっと あの磁力がありますんで ちょっと クラクラしますよそれだけあると。
カズレーザー:肩こりとかにね よさそうですね。この横で寝てたら すごい…。五十肩 治りそうですけど。
タモリ:はあ~! これ… いや これは どうやって こんな集めたの?
みうらじゅん:ポストに入っている不要な冷マを 僕にくださいという事で募集をかけて。
タモリ:すごいね。
カズレーザー:こちら 貼ってみましょうか。
タモリ:いや こういうのがあるのは知ってるけど へえ~! こんな 種類あるんだ。
みうらじゅん:ものすごいありますよ これ。
カズレーザー:ほとんど やっぱ水道屋さんなんですね。
みうらじゅん:まあ そうですね。水が多いですけどね。
タモリ:いっぱいあるんだな。
みうらじゅん:この上に並んでる4人が 冷マ四天王って言われてるんですけどね。冷マ四天王ですね。
カズレーザー:確かにこのセット よく見ますね。
タモリ:フフフフ…。
みうらじゅん:やっぱ それ 条件にかなう人が…あるんですよね。冷マタレントっていうのが。
タモリ:冷マタレント?
カズレーザー:ダンディさんのめちゃくちゃある。
みうらじゅん:ダンディさんはね 多分 1日で撮影されたと思うんですけど 色んなポーズのものが出てきますよ。
カズレーザー:ダンディさん事務所の先輩なんですけど なぜか すごい金回りがいいんですよ。やっぱ こういう事されてるからなんですね。
みうらじゅん:そう。あの… 割と冷マ界のタレントの人って これ やってる事 言ってない事が多いんじゃないでしょうか。
タモリ:これ… これがそうなの?
カズレーザー:おおっ!みうらじゅん:僕 ちょうど60歳の時に そこの方から作ってあげるっていう事で 作って頂いたんですけど。「みうら 2018 60!! 60!!」ってうまいんですよね やっぱり。
カズレーザー:すごい…あっ 電話番号にも見える。
みうらじゅん:上に ちゃんと ほら定規がついてるでしょ。
カズレーザー:はいはい ついてますね。
タモリ:ああ~ ついてる ついてる。
みうらじゅん:何を測るのか わからないけど やっぱり そこについてるのがいいですよね。
タモリ:やっぱり でも 種類がないとブームはこないよね。 これはね。
みうらじゅん:そうですね。種類はね もう 盛りだくさん ありますんで。多分 カードショップで 結構 高値ついてるんじゃないですかね 今は もう。
タモリ:ついてないでしょ。
カズレーザー:僕 たまに トレカ見に行きますけど冷マをトレーディングしてる店は ちょっと 拝見した事はまだないですね。
みうらじゅん:『遊戯王』とかいう中に入ってませんか?
みうらじゅん:いやあ… 子供がこれで一喜一憂してるところは まだ見た事ないですね。そこに もう一枚ボードないですか?俺 送った中に。
カズレーザー:この中?ああ~ ありました ありました。ああっ! すごい!
みうらじゅん:見てくださいよ それ。
カズレーザー:よいしょ。ああ… これは素敵ですね。こちら… ご覧ください。
タモリ:おお~!
みうらじゅん:巨大冷蔵庫4台に (冷マを)びっちり貼ったっていうだけでやっぱり ちょっと ニューヨーク近代美術館のにおいが出てくるんですよね ここで。
カズレーザー:モマに飾ってありそうですね これは。
みうらじゅん:そうですね。
カズレーザー:かっこいい!
かっこいいでしょ?
カズレーザー:これ 渋いっすね。
みうらじゅん:完璧にアートとみなしてもいいでしょうね。
カズレーザー:これ ブームがくるんじゃないでしょうか?
タモリ:ちょっと… いや、こないだろうね。
カズレーザー:こないんですか?
カズレーザー:かっこいいですけどね これ。
▼今夜は こんな感じで進みます。と その前に…
カズレーザー:さあ… みうらさん。ここに 前回紹介して頂いたナイブームの一覧がございます。さあ たくさん ございましたが…。こちら進展はあったんでしょうか?
みうらじゅん:あったんでしょうね。 あの…。
カズレーザー:はい。
みうらじゅん:カニパンはね確実にあったんですよ。
▼冬になると 主に 関西の旅行代理店の店頭を真っ赤に染める カニツアーのパンフレットを集める カニパンブーム
みうらじゅん:『タモリ倶楽部』放送後のその年の冬から グーンとカニのパンフレットが増えまして…。で デザインも一新しまして東京のJRの構内にも カニのポスターがやたら目立った時 知ってるでしょ?
タモリ:いえ 全然。
カズレーザー:我々の耳にはちょっと届いてないです。
みうらじゅん:『タモリ倶楽部』でカニパンのデザインが もう ここ何十年も変わってない事を言及したもんで 多分 カニパン業界もやばいと思ったみたいで その年から刷新した事は僕は もう見届けましたよ。
カズレーザー:へえ~。 進展があったんですね。
タモリ:あったんだね 進展が。
タモリ:シンスは どうですか?
カズレーザー:シンス ありましたね。
▼お店などの創業年につくsinceを集めるブーム。街に出れば多く目にするのですが…
みうらじゅん:シンスは のちにタモリさんから シンスを撮った写真まで頂きましたからね。
タモリ:そうそう そうそう。
カズレーザー:えっ!ブームに貢献してるじゃないですか!
タモリ:あれはね散歩の途中 見つけたんだけど 表札に「シンス」って書いてあったんだよ。
カズレーザー:もう そのお家がって事ですか?じゃあ。へえ~。 誰に向けてのシンスなんですか? それは。
タモリ:わからない…。で これは珍しいと思って送ったよ 写真撮って。
みうらじゅん:DPEで…ちゃんと焼いて頂きましたから。すごく… すごいなと思って。もう ありがたく。
タモリ:あれは 俺も気になってたんだよ。シンスは…。
やっぱり だいぶ流行ってきてるっていうか まあもう 流行ってるんでしょうね。ついに… まあ 2020…since2020も出てましたし。
カズレーザー:昨日の今日じゃないですか。別に大した事ないですよ。
みうらじゅん:20××っていうSFシンスまで出る始末ですね。
カズレーザー:さあ たくさんのブーム紹介して頂きましたが みうらさん 次 お願い致します。
みうらじゅん:はい わかりました。
タモリ:2つじゃない! 2つじゃない!
カズレーザー:他は 進展が 特にまだ見受けられなかったという事で…。
⇒前回のナイブームの その後 時間に余裕のある方 各自でチェックをお願いします。
▼みうらの絶対くるブームに戻ります
カズレーザー:さあ こちら みうらさん掛け軸でしょうか?
みうらじゅん:掛け軸ですね。
カズレーザー:はい。 さあ一つ ちょっと広げてみますね。
みうらじゅん:はい。ちょっと見てくださいよ。
カズレーザー:ああ ああ…!なんか 色合いがきれいな。
みうらじゅん:欲しいでしょ?
(スタッフの笑い)
カズレーザー:欲しいかどうかは 甚だ疑問です。
みうらじゅん:これね 一応ね タイ軸っていうタイのお軸なんですよね。タイの土産物屋で売ってるタイの軸なんですけども。
カズレーザー:なるほど。
みうらじゅん:みうらじゅん:その 今 カズさんがお手に持たれてるやつは タイ軸界では タイラッセンって呼ばれてる掛け軸なんです。
タモリ:タイラッセン…。
カズレーザー:確かに ラッセン感はありますね。
みうらじゅん:タイラッセンね手前の この水の感じとか なんか ちょっと遠近感が むちゃくちゃ…。
タモリ:ないね。
カズレーザー:そうですね。どっちのイルカが手前なのかっていうのも それぞれがね判断つかないですけども。
タモリ:これはタイで 普通に売ってるの?
みうらじゅん:これねタイの観光地のとこに まあ 売ってるっていうか売れ残ってますね。
カズレーザー:タイでも そんなに売れてるわけじゃないんですね。
みうらじゅん:僕が 全部買ってますんで。
タモリ:タイラッセンだね これ。
みうらじゅん:これもねゾウのタイ軸なんですけども ゾウの牙の生え方が 真ん中の… とか ちょっとどうなってるんですかね?
タモリ:これ こう生えてるよね?
カズレーザー:横から もう 2つ生えてます。タイ軸は基本 遠近法がないですね。
みうらじゅん:遠近法 無視ですよね。
タモリ:これだ…。
カズレーザー:いかがでしょうか?お家にぜひ。
みうらじゅん:悪くはないですよね。
タモリ:いやあ 悪いですよ これは。
カズレーザー:他にも たくさんございますので。カズレーザー:悪いって事はねえですよ。
タモリ:気持ち悪いですよ これ。
タモリ:あれ? これ 人間だ。 えっ?
カズレーザー:あら! ムエタイを。
みうらじゅん:それねキックボクシングなんですけど 特に 見どころは関節ですよね。関節がおかしいというかなんで そんな…。
タモリ:こういうふうに 脚ならないよね?
みうらじゅん:ならないですよね。全体的に やっぱりタイ軸に言えるのは 関節のファニーさですよね。
カズレーザー:なるほど。 デッサン力が…。
みうらじゅん:うん。ほんで やっぱり…。
タモリ:仏像のような顔してますよね。
みうらじゅん:あの… ちょっとやっぱり タイだけあって 口がねアルカイックスマイルなんですよ。どれだけ打たれてもアルカイックスマイル。
タモリ:きれいに決まってるけどなんのなんのって顔だもんね。
カズレーザー:効いてない…。
みうらじゅん:そう考えると なんかいいですね。
みうらじゅん:欲しくなりますよね やっぱり 当然。この下地が 黒を基調にしなきゃならないルールがあるみたいで このキックボクシングのタイ軸も ものすごい夜中まで戦ってる事になってしまってるんですよね。
カズレーザー:そうですね。夜が明けた感じしますね。
タモリ:明け方だよね。
みうらじゅん:そうですよね。
カズレーザー:さあ 積もる話もございますがそろそろ 次の箱に参りましょう。
タモリ:いや もうちょっと…もうちょっとだけ見てみよう。
カズレーザー:タイ軸 ブームがもう!もう きてますね!
みうらじゅん:見てくださいよ。
タモリ:もう一つ 見てみたいね。
みうらじゅん:ねえ。
カズレーザー:こちらは…。
タモリ:おっ! あっ 馬だ。
みうらじゅん:そのね 馬の脚 見てください。もう 関節ナンバーワンですから。もう ラインダンスしてる人が1人 入ってません?馬の股間のとこに。
タモリ:この馬は脚は どうなってるの? これ。
みうらじゅん:多分 馬の下に ラインダンサーが 3人 入ってるんですよね。
カズレーザー:ああ 不思議な…。
みうらじゅん:床の間に お飾りになりたかったら譲ってもいいですよ これ。
タモリ:いやいや… これは ダメですね。飾りたくないですね。
みうらじゅん:飾りたくないですか。
▼絶対くるブーム 次 いきます
カズレーザー:さあ 続いての箱こちらになります。あっ また 中に箱が。あっ ちゃんと梱包されてますね。
タモリ:えっ?
みうらじゅん:高価なものですからね 今回は。
カズレーザー:ちょっと 厳重な…。
みうらじゅん:そのガラスケースのやつちょっと 開けてもらえません?
カズレーザー:ちょっと 失礼しますね。あっ!こちら 打ち出の小槌ですか?
みうらじゅん:打ち出の小槌で 一応 ウッチーと呼んでるブームなんですけど。ウッチーブームですね。
カズレーザー:ちょっと かわいらしい名前で。
▼昔話『一寸法師』などにも登場する 振ると願いがかなったり 金銀財宝が出てくるという宝物打ち出の小槌。みうらは 30点以上のグッズをコレクションしているのです
タモリ:あったな これ。 今は見ないけど。
みうらじゅん:よく 田舎の家とか行くと…。
タモリ:昔 あった。 ありました。
みうらじゅん:床の間にね なんか置いてあるんですよね これが。
タモリ:うん。 ありますね これ。
カズレーザー:確かに。
みうらじゅん:横のとこにあるその 瀬戸物でできたやつは 九谷焼なんですよ。それ 買ったんですけど 買った時 僕 名前 聞かれて名前を言ったら このプレートが付いてきて 「祝還暦」って書いてあるんですよ。だから 日本では 今 還暦祝いの商品ってなってるんですよね ウッチーは。
カズレーザー:ウッチー。 タモリさんちょっと 近くで見ますか?
みうらじゅん:そもそも打ち出の小槌を持っているのは 大黒天じゃないですか。
タモリ:ああ そうですね。
みうらじゅん:この大黒天これ インドでは 元々…。
タモリ:炉端焼きじゃない…。重たい…。
カズレーザー:あっ すいません。続けてください。
みうらじゅん:これね インドではマハーカーラっていう神様が 日本に伝来して 神仏習合して こういう事になったんですけども。シヴァ神…シヴァの化身なんですよ マハーカーラって。で それが 日本に伝来して 最終的に 打ち出の小槌を持つようになるんですけども。初めは持ってないんですよ。インドでも持ってないし 初期の大黒天は持ってないんですけども。その打ち出っていうのは 俺は シヴァのリンガじゃないかと思ったんですよね。だから 多分 その… 子孫繁栄グッズなんじゃないかなと踏んだんですけどね。
カズレーザー:すごい。 さっきの ホントタイ軸と同じトーンで すげえ真面目な話が始まったんでついていけないです。
みうらじゅん:僕 ある時 地下鉄 乗ってて もう ちょっとウッチーノイローゼになってたんで あれ? 打ち出の小槌のポスターが貼ってあると思って 見上げたら ドライヤーだったんですけど。
タモリ:ハハハハ…。
カズレーザー:もう… お休みください。
みうらじゅん:赤のこれってね…いや 俺は思うんだけど これ モデルは打ち出ですよこれ きっと。もう一枚ちょっと 写真ないですか?
カズレーザー:そしてこちらも 同じドライヤーですが 確かに これ ちょっと 形が…。
みうらじゅん:これはね… ちょっと熱くなって言いますけど 僕 その足でビックロ行ったんですよ。それでドライヤー売り場行ったら もう びっちり ウッチーがバーッと並んでるんですけど…。
カズレーザー:ドライヤーです。ドライヤー売り場なので。
みうらじゅん:いやウッチーだと思うんですけど このね ダイソンのやつだけもう もろ打ち出なんですよ。
カズレーザー:まあ 言われたら…。
タモリ:そうだね…。
みうらじゅん:これは打ち出です これ 絶対。
カズレーザー:なるほど。
みうらじゅん:海を越えて ダイソンにまで 影響を与えてると。ウッチーブームだそうです。さあ 次いきましょう。みうらじゅん:聞いてない…。
▼絶対くるブーム 続いては…
カズレーザー:さあ 続いて 届いたのが こちら。あっ なんか紙袋が入っておりますが…。これは軽いですね。これは… 失礼します。
みうらじゅん:もう 見てもらえばわかると思いますけど…。
カズレーザー:ああ~ なるほど!
みうらじゅん:はい。
カズレーザー:こちら確かに 見た事ございますね。
タモリ:ああ~。
カズレーザー:これですね。
みうらじゅん:ワッフルブームですね。
タモリ:ワッフルじゃない。ワッフルじゃないよ。
カズレーザー:ワッフルっておっしゃるんですか? これは。
みうらじゅん:はい。これは… 中ではもう ワッフルと数えて…。こういう 土地とかのもの… タモリさんも好きそうだと思うんですけど…。
タモリ:これ気になってた事は気になって…。
カズレーザー:ああ はい。確かに いっぱいある…。ちょっと 拡大したやつ。 確かに言われてみればワッフルですね。
みうらじゅん:ワッフルですよね確実にね。ワッフルにも色んな種類…。ベルギーワッフルだけではないっていう事ですよね。
カズレーザー:ちょっと抹茶味のワッフルが…。
タモリ:抹茶味の…。
カズレーザー:抹茶ワッフルありますね。
タモリ:抹茶味のワッフルだね。
みうらじゅん:抹茶 そうなんですよ。
カズレーザー:抹茶 多いですね。抹茶 やっぱ 比較的…。
みうらじゅん:抹茶 多いです。抹茶 多いです。トンネル上は 抹茶が多いですね。
カズレーザー:なるほど。
▼道路沿いの斜面などの 崖崩れを防止するために造られる 格子状の構造物 ワッフル
運転免許を持っていないみうらにとっては 一期一会のブームでもあります
みうらじゅん:正式名称を…ちょっとわからないもんで 多分 流行らなかったんじゃないかなと思って…。
カズレーザー:ちなみに 実際のワッフルの映像と比べてみると…。
みうらじゅん:それ ベルギーですね。ベルギーワッフルをアップで撮ってみると もう…。
タモリ:似てますね…。
カズレーザー:この辺と比べると 確かにどちらがワッフルかっていうのは 一見しても わからないですね。
(スタッフの笑い)
タモリ:わかる!
みうらじゅん:そうですね。どっちも やっぱ 噛んでみないとわからないですよね。
タモリ:これは コンクリートの直線的なものでは防護できない 曲面そのものにあるやつですよね。
みうらじゅん:そうですね。 そうですねその地肌に合わせて ワッフルを焼いていくっていうところが すごいんですよね。
カズレーザー:ちなみに この ワッフルと呼ばれてるこちらの正式名称は なんというんでしょうか?
みうらじゅん:いや 僕は 全然 存じ上げて…ずっと 昔から ワッフルと呼んでたんで。
カズレーザー:ああ 存じ上げ…。
▼この工事を専門的に取り扱う和歌山の建設会社 堀本興業の社長に電話を繋ぎます
カズレーザー:もしもし。
堀本社長:「もしもし」
カズレーザー:すいません お忙しいところありがとうございます。
タモリ:堀本社長ですか?
堀本社長:「そうです」
タモリ:よろしくお願いします。タモリです。
タモリ:これは 一体なんと言うんですかね?
みうらじゅん:社長 ワッフルですよね?
タモリ:違います…。
カズレーザー:ワッフルでよろしいでしょうか?
タモリ:いや ダメ…。
カズレーザー:正式名称がワッフルだという事が判明致しました。
タモリ:通常 業界ではなんと呼んでるんですか?
堀本社長:のりわくこう…。
堀本社長:「”のりわく”と呼んでますね」
タモリ:のりわく?のりわく?
タモリ:法面の「法」に枠を作るっていう意味ですか?
堀本社長:「そうです そうです」
カズレーザー:ああ なるほど。
タモリ:はあ~ なるほど。
みうらじゅん:青のり のせたりするから ワッフルに青のりも合うから…。
タモリ:違います。
カズレーザー:和風の味付けという事でしょうか?
タモリ:違います。 青のり のせません。
堀本社長:「そういうことですね。」
タモリ:社長 いい加減にしてください。
カズレーザー:社長… 社長が言っちゃうとホントになっちゃうんで…。
堀本社長:「すいません はい」
タモリ:災害のあとでガタガタになってるとこに とりあえず やるって事ですかこれは。
堀本社長:「工法はいろいろあるんですが、崩れやすいところにはワッフル的なことはやります。」
カズレーザー:ほう~。
タモリ:へえ~。
みうらじゅん:社長は やっぱりワッフルとか好きですよね?
(一同 笑い)
カズレーザー:決めつけないでください。
堀本社長:「ワッフル好きが高じて法枠ですね。」
カズレーザー:あっ ワッフルが…ワッフルありきなんですね。
なるほど。 じゃあ 現場のやっぱ その… 現場の方も やっぱ 差し入れは ワッフルが一番喜ばれるんでしょうか?
タモリ:喜ばないよ。
堀本社長:「そうですね、ワッフルもチョコレートワッフルが大好きですね。」
(一同 笑い)
タモリ:これは工法的には難しいんですか?
堀本社長:「そうですね。やっぱし あのロープにつり下がっての作業になるので、専門的になるので業者が限られますね。」
タモリ:はあ~。
カズレーザー:なるほど。
▼大ざっぱに言うと 法枠工は 金網製の型枠と鉄筋を斜面に沿う形で据え付け そこに圧縮空気を使ってモルタルを吹き付けて固めます〉このワッフルは9カ月をかけて完成〉ちなみに この動画 堀本社長が自ら ドローンで撮影したものだそうです。
カズレーザー:ありがとうございます。
タモリ:ありがとうございました。
カズレーザー:貴重なお時間ありがとうございました。ワッフル好きの社長でした。ありがとうございました。
(一同 笑い)
カズレーザー:これは嬉しいですね。
タモリ:という事で 業界でもワッフルと言うそうです。
カズレーザー:正式に決まったようで。
みうらじゅん:今日ね 決定しましたね。決まりました。
カズレーザー:さあ 今回もう 撮れ高 十分だという事で 終わりにしたいという事なんですけども…。
タモリ:あっ そうなの? そうですか。
みうらじゅん:今 すごい ワッフルで すごい盛り上がったはずだったんだけど…。ものすごいカーッときてたじゃないですか。
タモリ:うん…。
カズレーザー:ワッフルは 結構 そうですね盛り上がったんですが…。
タモリ:まだ あるんでしょ?
カズレーザー:まだ あるんで これは えっと… 我々の方で 一応燃えるゴミの日が近いので…。
みうらじゅん:もうね 『タモリ倶楽部』自体が こういうものを「燃えるゴミで」とか言ったら世も末ですよ もう。大丈夫ですか?
(一同 笑い)
カズレーザー:そうですね。
タモリ:わかりました。
タモリ:じゃあ 来週もやりますから。
みうらじゅん:うん ぜひとも お願いしますよ。
カズレーザー:じゃあ 来週も これ 続編をやる という事でよろしいですね?
タモリ:やりましょう やりましょう。
▼という事で 次回は みうらじゅんの絶対くるブーム怒濤のリブート

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