Mac mini 2018の発表に感化されMac mini/MacBook Pro 2012のメモリの32GB化をもくろむ

Mac mini2018年モデルの発表を見て、手持ちのIvyなMac mini 2012年モデルのメモリを32GBに増設を企み、断念をした話。
Mac mini/MacBook Pro 2011年モデルも2012年モデルと結果は同様なので、読み替えてください。
Mac miniの2012年モデルはメモリの増設・交換、HDD/SSDの増設・交換の主要パーツの増強可能な最後のモデル。
しかも、最新OSのMojovaも動く我ながら先見の明があったなーとまで思う、現役でも使えるデスクトップMacです。
さらにこの世代のMacBook Proも同様に、ストレージとメモリを両方とも交換できる最後のモデルです。
ちなみにMac mini/MacBook Proもメモリスロットは2つ、SATAも2系統ありますが、Mac miniに2台目の2.5インチのドライブを装着するには増設キットが必要で、かなり深い位置に空きベイがあるので、一度全部分解する必要があります。


MacBook Proは2系統のSATAのうち、1系統はDVDドライブが装着されているので、これを外して増設キット(アダプター)に2.5インチドライブをはめ込めばストレージの増設が可能です。
現在手持ちのMac miniには500GBのSSD、メモリは2スロットに8GBずつ刺して16GBのメモリに交換・増設済なので何不自由はなくて快適に使えてますが、2018年の新しいMac miniがカスタマイズでかなりのモンスターマシンになる事がわかると、謎の対抗心が芽生えてメモリを32GBにしてみっかな?と思い始めました。
友人がMacBook Proを持っていることを知っていたので、メモリの32GB化できたらやってみたくない?と聞いたところ興味あるとのことなので、一緒に調べてみた。

Mac mini/MacBook Pro 2012の32GB化の情報がない

Mac mini 2012もMacBookもこれまでメモリの32GB化の記事を見たことないキワモノのネタなのでいきなりメモリを買うわけには行きません。
手持ちのMac miniのスペックで調べますが、MacBook Proも同世代なので結果や制限等は同じです。
まずMac mini 2012のCPUはコードネームIvy Bridgeの第3世代のCore iシリーズ。
Core i7のモデルを買い、手持ちのマシンのCPUはi7-3615QMです。
intelのi7-3615QMの製品ページを見ると、メモリはデュアルチャンネル対応で、最大32GBまでと書いてある。
こ、これは行けると思いましたが、Mac miniを32GBにしたよ!って前例がない事が気になって、もう少し調べることにしました。

Haswell系、それ以前のintel各世代の旧PCは16GBモジュールを認識しない

調べると2011と2012のMac mini/MacBook Proは8GB×2枚の16GBが上限だという掲示板が見つかるばかり、成功した情報はありませんでした。
さらに、アマゾンで売ってるDDR3の16GBモジュールのレビューを見ると、コードネームBroadwellはOKでそれ以前のCPUを使っている人はみんな認識しなかったって書いてある。


これはかなり危険でした。1枚2万円もするメモリを2枚買って使えなかったら立ち直れません。
レビューを読むと、Think Pad X250がメモリスロットが1つしかないようで、16GBにするにはこのメモリを買うしかないみたいです。
かなり偏った需要が生まれていると思われます。
極めつけはPCショップのARKのこのページ、「1枚で16GB!大容量なDDR3Lメモリーを購入する前に知っておきたい事」。
1枚で16GB!大容量なDDR3Lメモリーを購入する前に知っておきたい事 | Ark Tech and Market News Vol.3002
DDR4メモリがメインストリームになる少し手前の2015年の6月後半、I'M Intelligent Memoryとちょっと長い名前のメーカーからノート用 DDR3L-1333 SO-DIMM 1枚で「16GB」の大容量タイプのメモリーモジュールがアークへ到着しました。 そこで早速対応状況の確認、動作検証をざっくりとで...

まさに私のためにあるような検証記事で、これを見てよくわかりました。

Haswell系、それ以前のintel各世代はやっぱり全滅。
(一応ですがHaswell Refresh構成で手前に8GBモジュールなどを混ぜるとBIOSまでは起動しました。恐らく起動にはSLOT1のSPDデータを使っているためだと思いますが、あくまでも起動のみでした。 intelリファレンス的には保証外ですがマザーボードメーカーがBIOS側で16GBのSPDをデコード出来るようにカスタムしてくれれば普通に使えそうな気がしました。←追伸。メーカーに軽く確認した限りほぼ対応させるメーカーは無さそうでした。)

Core iシリーズの第1世代から第4世代(4xxx)までは16GBモジュールNG。
第1世代=Nehalem ⇒Core ix XXX(3桁)
第2世代=Sandy Bridge ⇒Core ix 2XXX
第3世代=Ivy Bridge ⇒Core ix 3XXX
第4世代=Haswell ⇒Core ix 4XXX
Core iシリーズの第5世代(5xxx)以降は16GBモジュールOK
第5世代=Broadwell ⇒Core ix 5XXX
第6世代=Skylake ⇒Core ix 6XXX ※この世代からはほぼDDR4メモリ
第7世代=Kaby Lake ⇒Core ix 7XXX ※この世代はほぼDDR4メモリ
※小文字のxには3/5/7が、大文字のXには任意の数字が入ります。
CPU自体は32GBに対応をしていてもメモリモジュールとしては1枚8GBまでしか認識をしない、つまり4枚搭載して32GBにすることは可能という結論が出ました。
Mac mini 2012およびMacBook Proはメモリスロットが2つなので、8GB×2枚の16GB最大メモリ搭載量です。
もっと言うと、DDR3Lの16GBを買うべき人は第5世代=Broadwell ⇒Core ix 5XXXのCPUを搭載したPCを使っている人だけです。
DDR3のメモリの大容量化をもくろむときはCPUのプロセッサーナンバーに注意しましょう。
もっというとDDR4/PC4という規格のメモリであれば、何も考えずに16GBモジュールを買っても大丈夫です。
危うく使えないメモリを買うところでしたが、調べてみて何とか踏みとどまりました。
最後に2011と2012のMac mini/MacBook Pro用に買うならDDR3 SO-DIMM 8GBメモリを2枚、最新のSATA SSDです。
特にSSDの下の2モデルは規格値の上限にかなり近い転送速度なので、今後も長く使っていく場合には特にお勧めです。




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