Intel Atom x7 Z8750 4GBメモリで32,852円の10型 2in1 Lenovo MIIX 310を購入

PC

Intel Atom x7-Z8750の2 in 1 Lenovo MIIX 310を衝動買い

Lenovo MIIX 310は2016/09/06発売の機種。
Atom機はASUSのT100chi、LenovoのスティックPCに続き、3台目です。
ASUSのT100chiは2GBのメモリと処理能力不足があだとなり、もっさり感が嫌になってきて、あまり使わなくなっていました。
結局出かけるときはiPad miniの機動性には勝てないです。
もう一台のAtom機LenovoのスティックPCは絶好調!
テレビにつないでPowerDVDやyoutube等で大活躍です。
そんなある日新しいiPadが発表&即日発売になり、気になるので価格.com物色していたら、異様に安いAtomのWindowsマシンを発見。
それはLenovoのMIIX 310で、Win 10 home 64bit、Intel Atom x7-Z8750 @ 1.60GHz、メモリ4GB、ストレージ64GB、1920×1200pxのWUXGA液晶で32,852円。
OSからメーカーまで違うので直接比較はできませんが、iPadの一番安いモデルよりも安いです。
MIIX 310のCPUはIntel Atom x7-Z8750でPassMarkのスコアは1923で2000近い。
※ちなみに後継機種のMIIX 320のCPUはAtom x5-Z8350ダウングレードしているので注意。
Atom x5-Z8350PassMarkのスコアは1149。半分とはいきませんがx7-Z8750比で40%減なので、CPUだけ見ると旧機種のMIIX 310を買う方が得です。
T100chiと比較するとメモリは4GBで2倍、ストレージは64GBで据え置きです。
T100chiのIntel Atom Z3775 @ 1.46GHz のPassMarkのスコアは1259。
上位ラインナップのIntel Core m3-6Y30 @ 0.90GHz のPassMarkのスコアは3056です。
かつて買おうか悩んだSurface 3(約9万円)と同じくらいの処理能力で32,852円。
安い、安すぎる。T100chiはお払い箱か??と思いつつアマゾンのレビューを見てみる。

Lenovo MIIX 310は32000円なりの理由があるのか??

ググってもあまり細かいレビューは出てこず、PC系のメディアや価格comもレビューもなし。
一番充実しているアマゾンのレビューを見ていると何やら不穏な空気が流れていました。
「安価で性能がよい」というレビューが大半を占めていたが、やられた人は痛い目にあっているみたいです。
液晶の不良で交換
突如起動しなくなったので交換
SDカードを認識しないので返品
液晶に気泡が入っている
質感が安っぽい
キーボードの配列が変則
処理能力不足・・・・等々。
少し前に買ったLenovoのスティックPCが自分の中では高評価、好印象だったこともあって、不安要素がいくつかありましたが、いざ不良品が来たらすぐ返品できるようにアマゾンに発注です。

Lenovo MIIX 310はこんな機種

梱包は簡素。
IMG_20170326_182257.JPG
茶色い段ボールの素地にLenovo MIIX 310の写真がカラー印刷されただけのシンプルなもの。

IMG_20170326_182942.JPG

本体のほかに付属品はACアダプターと説明書類とSIMピン。

IMG_20170326_183100.JPG

充電がmicroUSBでないことに面食らうが、安いから目をつむる。
SIMピンはmicroSDがSIMスロットと一体になっているので、SIMケースを外すためのピンです。
microSDカードは頻繁に抜き差せず常に接続をしておき、内臓ストレージの拡張用と割り切った方がいいです。

本体はプラスチッキーで、高級感はなくiPad等のアルミボディーのタブレットと比較するのはナンセンスです。

ただ金属筐体のタブレットは冬場キンキンに冷えているので、ひんやり感がないMiix 310は好印象です。
T100chiは冷たくて使うのいやだなぁと思わせます。

液晶の質感は高いとは言えませんが、低品質なものではありません。
IPSではなく、IPS液晶のタブレットと比較するとちょっと視野角がせまいなぁと感じます。
ただしタブレットとして使わずに、キーボードと接続をして使っている分には液晶の品質は必要十二分で、価格を考えたら全然問題ないレベルです。
液晶はWin10のセットアップ画面のような単一の青画面を表示させると縦に線というか網状の筋(ドットの配置の隙間が見える)が見えます。ただこれも単色を表示させた時だけです。
またタッチパネルはインセルではないみたいで、ガラスの表面と液晶の間に空間がある感じがします。
iPhone 4/4sの液晶みたいな感じです。
iPhone 6sを使っていると指と液晶の一体感を感じますが、MIIX 310にはそういったものはありません。
しかしiPhoneより生産性は高く価格も半値以下なので、そんなことを気にしてはいけませんし、そもそも液晶のクオリティーを求める人が買うマシンではありません。
ほとんどノートPCとして使っているので、タッチパネルについては細かく動作確認していません。
液晶には最初からフィルムシールが貼られていますが、これが精度が低くぴったり真ん中に貼られていないことと、埃が混入をしているので、アマゾンのレビューにある「液晶に気泡が入っている」につながっていると思います。
このフィルムシールは汚れが付きやすく、反射がすごいので、反射防止のフィルムに張り替えようと思います。
とりあえずセットアップをして、BIOSを更新しました。
これで液晶関係のバグや急に起動しなくなった等のトラブルはさけられそうです。

Lenovo MIIX 310のハードウェア構成

Lenovo MIIX 310に採用されているパーツはほとんどがintel製みたいです。
miix-310-dvmngr.png

デバイスマネージャーを見るとintelの文字だらけです。
WiFi/BluetoothはIntel Dualband Wireless-AC 3165、シングルチャンネルのACで433Mbps。
2.4Ghz帯にも対応しています。
SDカードコントローラーからカメラまでほとんどintelでびっくりです。

ストレージはサムスン製の64GBのeMMC「CGND3R」。
CDMの結果はリード120MB/秒、ライト80MB/秒でした。
速度は遅くはないけど早くもない中速くらいです。
miix-310-emmc-64gb.png

USBはタブレット部にUSB 2.0のmicro USBが、キーボード側にも同じくUSB 2.0のA端子(通常サイズ)が左右に1つずつ、計2か所あります。
フルサイズのUSB端子が2つあるのはかなり好印象ですが、USB 3.0でないのが惜しいところ。
この点はUSB3.0端子があるT100chiに劣ります。
しかーし、USB 3.0はHDDくらいしか速度の恩恵がないので、そこまで高速な機器をつなげることがあまりないので、USB 2.0でもいいかなと思う今日この頃です。

内臓のmicroSDのリーダもUSB 2.0接続で遅いですが、大きなデータを書き込みしない限りは許容範囲です。
USBのSDリーダーを使ったほうが早いような気がします。
これは時間があるときにベンチをかけてみようと思います。

Lenovo MIIX 310を使った印象は?

処理能力は低いというか、Atomの3000系よりはテキパキ動作しますが、chromeで新規で新しいタブを開いて何かページを読み込むだけでCPUメーターがてっぺんに張り付く。
これがよくわからない現象で、フルでCPUを動かすような動作ではなさそうなのに瞬間的にPCが重くなります。
4GBメモリと4コアのCPUのマシンでこんななのか??と思ってしまいますが、タスクマネージャーを常に起動させてCPUメータを見ながら使うことになりそうです。それでもT100chiと比較したらかなり快適で、4GBメモリの恩恵にあやかっているなぁと感じます。
あとスピーカーの音がしょぼい。これはこれまで使ったiPad、T100chiと比較するとダントツに音が悪く、音量が小さい。中音から低音までが不足気味です。これがもしかしたら一番の衝撃かもしれません。

Lenovo MIIX 310は総じてよいです

なんだかんだ言って、そんなに不満なく動作しています。
ライトユースには十分な処理能力で電池の持ちも良く、T100chiよりも使えます。
性能がいい反面、プラスチッキーで質感が低いです。これは割り切ればいいというか、モノとしては使えるので、価格を考えたら我慢しないといけない部分です。
我慢をしないといけない部分は他にもあって、使い勝手でいうとキーボードが打ちにくい。
配列が特殊で、ファンクションキーがないので、半角変換の度にF10の動作するFnキー+数字の0を押しています。
さらに上の一列目のサイズが詰まっていて、半角とESC、数字キーの押し間違えが頻発。
でもこれは慣れの問題なので我慢します。ほとんど日本語しか打たないので慣れるまで訓練します。
あとタッチパッドが急に認識しなくなったことが1回ありましたが、その後は好調です。
時々microSDを認識しなくなるのはアマゾンのレビューの通りですが、これはSDカードで挙動が違いました。
これはハードウェア的なものなのか何だかわかりませんが、128GBの東芝は不調、64GBのサムスンは問題なしです。
128GBの東芝のmicroSDカードはスロットに挿入後、マウントされて普通に使えるのですが、他の作業をして、しばらくしてからアクセスするとフリーズというか、「動作していません」の表示。
再起動をすることでまた使えるようになって、また使えなくなるの繰り返し。
現状64GBのmicroSDを入れっぱなしで持ち歩いて使っていますが、電池の持ちもよく快適そのものです。
ACアダプターも一緒に持ち歩こうかと思いましたが、ネットにつないでメールを書く、ブラウジングをする程度なら余裕で10時間は持ちそうな感じです。
そう考えるとT100chiはバッテリーの持ちが悪いです。スリープしててもいつの間にかバッテリーがなくなっていたので、この点はかなり好印象です。
T100chiはinstant goが悪さをしていると思われます。
Lenovo MIIX 310サブPCとしてはかなり良いのではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました